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Render Studio のコンフィギュレーションオプション
blended_transparency
independent*, yes, no
independent - 順序に無関係な透明度の効果 (高品質) をモデルに適用します。この効果はハードウェアアクセラレートグラフィックカードによって得られます。
yes - ブレンドされた透明度の効果 (低品質) をモデルに適用します。この効果はソフトウェア処理によって得られるため、表示に時間がかかります。
default_scene_filename
<path to scene file>
デフォルトのシーンファイルへの完全パスを指定します。モデリングの際にライト、ルーム、効果をあらかじめ設定しておけるようになります。ユーザー定義のこれらの設定は、このコンフィギュレーションオプションの指し示すシーンファイルに保存されます。
enable_opengl_shader
yes*no
OpenGL アクセラレートグラフィックハードウェアを使用するときのグラフィック環境とその機能を設定します。このコンフィギュレーションオプションを yes に設定すると、OpenGL の以下の高度な機能が有効になります。
HDRI ライティング
アンビエントオクルージョン効果
順序に無関係な透明効果
「反射付きシェード」(Shading With Reflections) モードでの金属、陶器、ゴムなどのアドバンス材料の表示
enable_ambient_occlusion
yes*no
Creo Parametric セッション開始時のリアルタイムレンダリングでのアンビエントオクルージョン効果を表示する際のデフォルトオプションを設定できます。
yes - アンビエントオクルージョン効果を表示します。アンビエントオクルージョンでは、閉塞された領域を暗くすることにより現実のモデルから放射されるライトの効果をシミュレートします。
no - アンビエントオクルージョン効果を表示しません。
enable_transparent_text_bg
yes, no*
Yes - 透明な背景でテキストを表示します。
No - 不透明な背景でテキストを表示します。
graphics_library_dir
Valid path
graphic-library ディレクトリに対して別の位置の指定が可能になります。このディレクトリには情景と外観のシステムライブラリが含まれ、デフォルトでは <loadpoint> ディレクトリにあります。このライブラリの位置を変更するには、graphics_library_dir を必要なディレクトリに設定します。たとえば、graphic-library ディレクトリが C:\ptc\graphiclib\graphic-library にある場合は、graphics_library_dirC:\ptc\graphiclib に設定します。
graphic-library ディレクトリには、次のサブディレクトリが必要です。
イメージファイルを含む外観配置エディタシステムライブラリの場合、textures
外観クラスに基づいてサブディレクトリに整理された外観ファイル (.dmt) を含む「外観ギャラリー」(Appearance Gallery) および「外観マネージャ」(Appearances Manager) のシステムライブラリの場合、materials
外観クラスに基づいてサブディレクトリに整理された高度な外観ライブラリが含まれている adv_material
HDRI ファイル (.hdr) が含まれている HDRI ディレクトリ
「情景」(Scenes) ダイアログボックスの「情景」(Scenes) タブのデフォルトギャラリー (.scn) の場合、scenes
max_image_dimension
4096*, 1024, 2048, 8192, 16348
Creo Parametric にインポートされるイメージのサイズの上限を設定します。たとえば、値がデフォルトの 4096 に設定されている場合、この値より大きいイメージはサイズが 4096 になるようにインポート時にスケールが再設定されます。Creo Parametric では、スケールの再設定の際に元のアスペクト比が維持されます。
pro_colormap_path
Valid path
ディスクからロードする appearance.dmt ファイルまたは color.map ファイルのパスを指定します。デフォルトでは、pro_colormap_path に指定された appearance.dmt ファイルが color.map ファイルに優先してロードされます。
 
*注記 color.map ファイルは、Wildfire より前の Pro/ENGINEER リリースの外観ファイルで使用されます。
save_scene_with_file
yesno*
yes - モデルを保存するたびに、アクティブな情景に対するすべての変更をモデルに反映します。
no - モデルを保存するときに、情景に対する変更をモデルに反映しません。
 
*注記 コンフィギュレーションオプション save_scene_with_fileyes に設定した場合、「情景」(Scenes) ダイアログボックスの「モデルと共に情景を保存」(Save scene with model) オプションはセッションが終了するまでオンのままとなります。モデルとともに情景を保存しない場合、このオプションをオフにします。
save_texture_with_model
yesno*
yes - モデルまたはルームのウォールに適用されるテクスチャイメージをモデルおよび情景とともに保存します。モデルまたは情景を保存した後で、テクスチャファイルを削除できます。
no - モデルまたは情景を保存するときに、モデルまたはルームのウォールに適用されるテクスチャイメージを保存しません。
 
コンフィギュレーションオプション save_texture_with_modelno に設定した場合、テクスチャの名前だけがモデルとともに保存されます。この場合、モデルまたは情景を再ロードすると、コンフィギュレーションオプション texture_search_path によって設定されているディレクトリにそのテクスチャファイルが存在する場合にのみ、テクスチャはモデルとともに表示されます。
コンフィギュレーションオプション save_texture_with_modelyes に設定すると、テクスチャが保存されるモデルまたは情景のファイルサイズが大幅に増大します。さらに、独立したテクスチャファイルに対する変更は、モデルまたは情景とともに保存されたそれぞれのテクスチャには反映されません。
shade_quality
3*
サーフェスをどの程度細分化してシェードするかを決定できます。シェード精度が高いと、平滑度が高く詳細なモデルサーフェスがレンダーされます。シェード精度の値は、1 ~ 50 の間で設定できます。シェード精度のデフォルト値は 3 です。
シェード精度を高く設定したレンダリングには時間がかかりますが、品質の高い画像がレンダーされます。
show_persp_type_om
yesno*
yes - 「ビュー」(View) ダイアログボックスにパースペクティブタイプを表示します。
no* - 「ビュー」(View) ダイアログボックスにパースペクティブタイプを表示しません。
spherical_map_size
256x256*, 512x512, 1024x1024
リアルタイムのレンダリングに使用する環境マップのイメージ解像度を選択します。イメージ解像度が高くなると、パフォーマンスに影響がありますが画質は向上します。
 
*注記 このオプションは OpenGL グラフィックモードと、3 次元環境マッピングをサポートしないグラフィックカードだけで有効です。
suppress_appearance_message
yesno*
Pro/ENGINEER Wildfire 4.0 以前で作成されたアセンブリまたは部品を開くと、モデルの外観が新しい Creo Parametric フォーマットに変換されるというメッセージが表示されます。このメッセージを無効にするには、コンフィギュレーションオプション suppress_appearance_messageyes に設定します。デフォルト値 no の場合は、メッセージが表示されます。
texture_search_path
Valid path
ディレクトリをテクスチャのサーチパスに追加します。複数のディレクトリを指定できます。
window_gamma
<float>
レンダーイメージの明るさを制御します。1 よりも小さい値を入力すると、イメージは暗くなります。1 よりも大きい値を入力すると、イメージは明るくなります。デフォルトの値は 1.0 です。