継ぎ手のボルトとナットの数のレポート
ボルトナット選択ファイル piping_bolt_nut_select.csv では、メインの継ぎ手とそれに合致するフランジに必要なボルトナットの合計数を指定します。パイプラインに必要なすべてのボルトとナットの要約が、パイプラインネットワークレポートの終わりに表示されます。
• 合致フランジが 2 つある継ぎ手では、レポートに記載されるボルトナット数は、メイン継ぎ手のみに割り当てられているボルトナットコードに依存します。次の図に、合致フランジのある典型的なバルブ継ぎ手を示します。
1. フランジ継ぎ手
2. メイン継ぎ手
3. フランジ継ぎ手
• 2 つの合致フランジについて、レポートに記載されるボルトナット合計数は、両方のフランジの数量の半分を合計した値です。たとえば、合致フランジで 1 つのフランジには 6 個、もう 1 つのフランジには 8 個のボルトが必要だとします。この場合、レポートに記載される合計は 7 です。次の図に、典型的な 1 組の合致フランジを示します。
1. フランジ継ぎ手
2. フランジ継ぎ手
• グループ継ぎ手では、レポートに記載されるボルトナット数は次の規則に基づいて決定されます。
◦ グループの両端に位置する 2 つのメイン継ぎ手の場合、ボルトナットマスターカタログファイル (bolt_nut_mcat.ptd) に指定された数量に係数 0.75 を掛ける。
◦ グループの両端に位置しないメイン継ぎ手の場合、ボルトナットマスターカタログファイル (bolt_nut_mcat.ptd) に指定された数量に係数 0.50 を掛ける。
◦ グループ継ぎ手の端点フランジは、メイン継ぎ手とはみなしません。優先度は低く、ボルトとナットの数量はレポートに記載されません。
次の図に、3 つのメイン継ぎ手 (グローブバルブ) のあるグループ継ぎ手とグループ終端の 2 つのフランジを示します。
1. フランジ継ぎ手
2. メイン継ぎ手
3. メイン継ぎ手
4. メイン継ぎ手
5. フランジ継ぎ手
上の図にあるグループ継ぎ手のボルトナットコードは、次の表に示すように割り当てられます。
継ぎ手 | Bolt_Nut_Code | 実際の数量 | レポートに記載される数 |
メイン継ぎ手 (2) (グループの End1) | CFA | 16 | 0.75 × 16 = 12 |
メイン継ぎ手 (3) (グループの中央) | CFA | 16 | 0.50 × 16 = 8 |
メイン継ぎ手 (4) (グループの End2) | CFB | 12 | 0.75 × 12 = 8 |
フランジ継ぎ手 (1) (End1) | CFF | 8 | 0 |
フランジ継ぎ手 (5) (End2) | CFF | 6 | 0 |
ボルトナットサマリーレポートの材料情報領域に記載される数量は、次のとおりです。