パイピング > チュートリアル > 練習 1 - マスターカタログ (MCAT) ファイルの設定 > 新しい継ぎ手サイズの追加
  
新しい継ぎ手サイズの追加
この練習で作業を行う場合、<Creo load point>\Common Files\help\sample_models\piping に用意されているサンプルファイルを使用します。チュートリアルを開始する前に、piping フォルダのコピーをお使いのコンピュータ上に作成し、パイピングデータを設定することをお勧めします。
ワークフロー
1. 新しいサイズを継ぎ手ジェネリック部品に追加します。
2. 継ぎ手パラメータを CSV ファイルにエクスポートします。
3. 新しいサイズを継ぎ手カタログに追加します。
4. ボルトナット選択データを更新します。
5. パイピングカタログで新しいサイズを定義します。
6. 自動選択ファイルで新しいパイプサイズと継ぎ手サイズを定義します。
7. パイプセグメントをルーティングします。
8. 新しいサイズの継ぎ手を挿入します。
継ぎ手ジェネリック部品への新しいサイズの追加
1. piping フォルダを開き、piping_assembly フォルダをワーキングディレクトリとして設定します。
2. manifold_skid.asm を開きます。
3. 「アプリケーション」(Applications) > 「パイピング」(Piping) の順にクリックします。「パイピング」(Piping) タブが開きます。
4. をクリックし、「パイプラインビュー」(Pipeline View) チェックボックスをオフにします。
5. グラフィックウィンドウまたはモデルツリーで FLANGE_NECK_RF-STEEL-30K-150<FLANGE_NECK_RF>.PRT を右クリックし、「ジェネリックを開く」(Open Generic) を選択します。
選択したフランジがグラフィックウィンドウでハイライトされます。
a. フランジ
6. 「インスタンス選択」(Select Instance) ダイアログボックスの「開く」(Open) をクリックします。FLANGE_NECK_RF のウィンドウが開きます。
7. 「ツール」(Tools) > 「モデル意図」(Model Intent) > 「ファミリーテーブル」(Family Table) の順にクリックします。
8. をクリックしてファミリーテーブルに新しいインスタンスを挿入します。
9. 新しいインスタンスに以下の値を入力します。
インスタンスのファイル名
FLANGE_NECK_RF-STEEL-30K-550
共通名
SIZE: FID_1516
550A
d5 FLANGE_OD
630.00
d4 DIAMETER_IN
379.10
d3 THICKNESS
60.00
d19 LENGTH
149.00
d64 RAISED_FACE_HEIGHT
3.00
d67 RAISED_FACE_DIAMETER
510.00
d24
408.30
d25
462.00
d10 BOLTHOLE_PITCH_CIRCLE_DIA
560.00
d88 BOLT_HOLE_NUM
16
d9 BOLTHOLE_DIA
39.00
MP_DENSITY
PRO_MP_ALT_MASS
以下の図では、新しく追加された値がハイライトされています。
10. をクリックしてファミリーのインスタンスを検証します。「ファミリーツリー」(Family Tree) ダイアログボックスの「検証」(Verify) をクリックします。新しく追加したインスタンスの検証ステータスが「成功」(Success) の場合、「閉じる」(Close) をクリックします。
11. 「ファミリーテーブル」(Family Table) ダイアログボックスで、インスタンス FLANGE_NECK_RF-STEEL-30K-550A を選択し、 「開く」(Open) をクリックします。新しい値で継ぎ手が表示されます。このウィンドウを閉じます。
12. をクリックして、更新された継ぎ手モデルを保存します。
CSV ファイルへの継ぎ手パラメータのエクスポート
1. MANIFOLD_SKID.ASM のウィンドウに切り替えます。
2. 「アプリケーション」(Applications) > 「パイピング」(Piping) の順にクリックします。「パイピング」(Piping) タブが開きます。
3. 「設定」(Setup) > 「継ぎ手ファイル」(Fitting File) の順にクリックします。「継ぎ手カタログファイルをエクスポート」(Export Fitting Catalog File) ダイアログボックスが開きます。
4. 「継ぎ手モデルファイル」(Fitting Model Files) の横の をクリックします。「開く」(Open) ダイアログボックスが開きます。
5. 「セッション中」(In Session) フォルダをクリックし、ファイル flange_neck_rf.prt を開きます。
6. 「csv ファイル名」(csv File Name) ボックスに、flange_neck_rf_new と入力します。
7. 「指定先」(Destination) の横の をクリックし、指定先フォルダとして「デスクトップ」(Desktop) を選択します。ほかの場所を選択することもできます。
8. 「OK」をクリックして、継ぎ手パラメータを CSV ファイルにエクスポートします。
以下の図では、新しく追加された値が赤色で示されています。
継ぎ手カタログへの新しいサイズの追加
1. master_catalog フォルダ内で、flange_neck_rf.csv フォルダをダブルクリックし、ファイル fitting を開きます。
2. 1 行挿入し、エクスポートされた CSV ファイルから、新しく追加された値をその行にコピーします。
3. SCH_RATE 列に、30 と入力します。
以下の図では、新しく追加された値が赤色で示されています。
4. 継ぎ手マスターカタログファイルを保存して閉じます。
5. ファイル flange_neck_rf_new.csv を閉じます。
ボルトナット選択データの更新
1. master_catalog フォルダ内のファイル piping_bolt_nut_select.csv を開き、以下に示す新しいサイズを追加します。
BOLT_NUT_CODE
SIZE
SCH_RATE
MCCS_CODE
QUANTITY
BULK_ITEM_NAME
CFA
550A
30
311AB40550
24
311AB40550<BOLT_NUT_BULK>
以下の図では、新しく追加された値が赤色で示されています。
 
*注記 サイズとレートに従って継ぎ手に材料分類コード (MCCS) が割り当てられます。
2. ボルトナット選択ファイルを保存して閉じます。
3. 「ファイル」(File) > 「開く」(Open) の順にクリックします。「ファイルを開く」(Open File) ダイアログボックスが開きます。
4. 「セッション中」(In Session) フォルダをクリックし、ファイル bolt_nut_bulk.prt を開きます。
5. 「インスタンス選択」(Select Instance) ダイアログボックスで「ジェネリック」(The generic) を選択し、「開く」(Open) をクリックします。「リレーション」(Relations) ダイアログボックスが開きます。
6. 「ファミリーテーブル」(Family Table) をクリックします。
7. をクリックしてファミリーテーブルに新しいインスタンスを挿入します。
8. 新しいインスタンスに以下の値を入力します。
インスタンスのファイル名
共通名
BOLT_DIA
BOLT_LENGTH
MATERIALDESC
311AB40550
BOLT NUT ASTM CS 106
以下の図では、新しく追加された値がハイライトされています。
 
*注記 前の手順で定義された材料分類コード (MCCS) がインスタンスとしてファイル bolt_nut_bulk.prt に追加されます。
9. をクリックしてファミリーのインスタンスを検証します。「ファミリーツリー」(Family Tree) ダイアログボックスの「検証」(Verify) をクリックします。新しく追加したインスタンスの検証ステータスが「成功」(Success) の場合、「閉じる」(Close) をクリックします。
10. 「OK」をクリックしてファミリーテーブルを閉じます。
11. 「リレーション」(Relations) ダイアログボックスで「ファイル」(File) > 「保存」(Save) の順にクリックすることで、変更内容を保存します。
12. 「OK」をクリックして、「リレーション」(Relations) ダイアログボックスを閉じます。
パイピングカタログでの新しいサイズの定義
1. master_catalog フォルダ内で、pipe_steel.csv フォルダをダブルクリックし、ファイル pipe を開きます。
2. 1 行挿入し、以下の値をカタログファイルに追加します。
SCH_RATE
SIZE
SIZE_CODE
PIPE_OD
PIPE_THK
END_TYPE
40
550A
550
558.8
12.7
PE,BE
以下の図では、パイプサイズの新しい値が赤色で示されています。
3. パイプマスターカタログファイルを保存して閉じます。
自動選択ファイルでの新しいパイプサイズと継ぎ手サイズの定義
1. 「パイピング」(Piping) > 「仕様データベース」(Spec DB) の順にクリックします。「パイプ仕様を定義」(Define Piping Specification) ダイアログボックスが開きます。
2. をクリックします。「ファイルを開く」(Open File) ダイアログボックスが開きます。
3. ms_asfile.ptd をダブルクリックします。選択したファイルの情報が「パイプ仕様を定義」(Define Piping Specification) ダイアログボックスに取り込まれます。
4. 「パイプ」(Pipe) タブの「スケジュール」(Schedule) ボックスで 40 を選択します。
5. をクリックします。
6. 550A を選択し、「OK」をクリックして新しいサイズを追加します。
7. をクリックして、この記録を自動選択ファイルに追加します。
8. をクリックしてこの記録を保存します。
9. 「継ぎ手」(Fitting) タブをクリックします。アセンブリ内のすべての継ぎ手の情報が「記録を選択」(Select Record) に表示されます。
10. 「記録を選択」(Select Record) ボックスで、FLANGE NECKFLANGE fitting/flange_neck_rf AA 30 FLRF BW SNAME,MATL_CODE,SCH_RATE,END_TYPE,-,SIZE_CODE 33,MATL_CODE,SCH_RATE,SIZE_CODE FLANGE CFA を選択します。
11. をクリックします。
12. 550A を選択し、「OK」をクリックして新しい継ぎ手サイズを追加します。
13. をクリックして、この記録を自動選択ファイルに追加します。
14. をクリックしてこの記録を保存します。
15. 「パイプ仕様を定義」(Define Piping Specification) ダイアログボックスを閉じます。
パイプセグメントのルーティング
1. 「パイプルーティング」(ROUTE PIPE) をクリックします。
2. グラフィックウィンドウ内でパイプセグメントを選択します。警告メッセージが開きます。
a. パイプセグメント
3. 警告メッセージで「確定」(Confirm) をクリックします。
4. 「開始設定」(Set Start) をクリックします。「開始を定義」(Define Start) ダイアログボックスが開きます。
5. 「モデル」(Model) > 「データム」(Datum) > 「座標系」(Coordinate System) の順にクリックします。
6. スキッドのコーナーにある ASM_DEF_CSYS「参照」(Reference) として選択します。
a. 座標系
7. 「サイズ」(Size) ボックスで、550A を選択します。
8. 「OK」をクリックします。
9. 「パイピング」(Piping) > 「延長」(Extend) の順にクリックします。「延長」(Extend) ダイアログボックスが開きます。
10. ドラッガのハンドルを z 軸に沿ってドラッグします。
11. 「OK」をクリックします。サイズ 550A の新しいパイプセグメントが追加されます。
a. 新しいパイプセグメント
新しいサイズの継ぎ手の挿入
1. 「継ぎ手挿入」(Insert Fitting) をクリックします。「継ぎ手挿入」(Insert Fitting) ダイアログボックスが開きます。
2. 新しく追加されたパイプセグメント上で参照を選択します。
3. 「継ぎ手」(Fitting) フィールドで、 を選択します。
4. 「OK」をクリックします。サイズ 550A の新しいフランジ継ぎ手が挿入されます。
a. 新しいサイズのフランジ継ぎ手