フランジは、ベンドを行う前にパイプに溶接されます。パイプは、フランジボルト穴がベンド後に正しい位置に来るように、ある角度まで回転させておく必要があります。

次の図に、フランジがパイプの一端に溶接されたパイプのインストール位置を示します。Z 軸とフランジの黒色のセグメントによって、フランジ基準平面が形成されています。黒色と青色のパイプセグメントによって、ベンド平面が形成されています。フランジ穴間の角度によって分けられたベンド平面とフランジ基準平面の間の残りの角度が、フランジ角度です。

黒色のセグメントが Z 軸沿いにある場合、フランジ基準平面は Y 軸と黒色のセグメントによって形成されます。

次の図は、直線パイプに溶接されたフランジを示しています。

フランジをパイプに溶接した後、ベンドマシンにパイプをロードする必要があります。パイプをベンドマシンにロードする際は、まずフランジ基準平面とベンド平面を一直線上に整列させてから、所定のフランジ角度にフランジを回転します。ベンドマシンの正面に立ってパイプを見ながら時計回りに回転させると、フランジ角度の値は負数になります。反時計回りに回転すると、フランジ角度の値は正数になります。

フランジ角度に回転すると、パイプの 1 回目のベンドができます。1 回目のベンドを次の図に示します。