設計規則パラメータ
設計規則パラメータについて
Piping で、設計規則パラメータは、選択したパイプラインをチェックしてパイプがその制限内に収まることを保証するライン素材パラメータです。違反がある場合、これはライン素材違反と見なされます。選択したパイプラインの特性が設計規則パラメータの値と比較されます。違反があると、パイプラインパラメータを訂正するようにパイプラインがハイライトされます。
仕様駆動パイピングでは、非仕様駆動と仕様駆動のどちらのパイピング設計モードでも、設計規則パラメータが使用されます。
仕様駆動パイピングモードの設計規則パラメータを定義するには
1. 「設計規則」(Design Rules) をクリックします。
「設計規則を定義」(Define Design Rules) ダイアログボックスが開きます。
2. 「セグメント使用」(By Segment) で、
をクリックしてパイプセグメントを選択します。これにより、設計規則パラメータをパイプセグメントに割り当てることができます。
または
「パラメータ使用」(By Parameters) でライン素材を選択します。これにより、設計規則パラメータをライン素材全体に割り当てることができます。
3. 「編集」(Edit) をクリックします。「設計規則パラメータ」(Design Rules Parameters) ダイアログボックスが開きます。
4. 設計規則パラメータを変更し、Enter キーを押します。ダイアログボックスの最下部には、入力内容確認のためハイライトされたドットが表示されます。
5. 設計規則パラメータを適用して
「設計規則パラメータ」(Design Rule Parameters) ダイアログボックスを閉じるには、
をクリックします。
| 注記 ベンド半径とベンド角度のボックスはすべて使用不可になっています。このベンドデータは仕様データベースのベンドマスターカタログ (MCAT) ファイルから読み込まれます。 |
非仕様駆動パイピングモードの設計規則パラメータを定義するには
1. 「設定」(Setup) > 「ライン素材」(Line Stock) の順にクリックし、「作成」(Create) を選択します。
2. ライン素材名を入力して
をクリックします。
「ライン素材」(LineStock) ダイアログボックスが開きます。
3. 「設計規則」(DesignRule) タブをクリックします。
4. 設計規則パラメータを変更し、Enter キーを押します。
5. 「OK」をクリックして設計規則パラメータを適用し、「ライン素材」(LineStock) ダイアログボックスを閉じます。
| 注記 ベンド半径とベンド角度のボックスはすべて使用不可になっています。このベンドデータは仕様データベースのベンドマスターカタログ (MCAT) ファイルから読み込まれます。 |
設計規則パラメータ
設計規則パラメーター | チェックされる値 |
MAX_OVERALL_LENGTH | パイプセグメントの長さ |
MIN_SEGMENT_LENGTH | 連続パイプセグメントの長さ。 |
MAX_SEGMENT_LENGTH | 連続パイプセグメントの長さ。 |
MAX_BENDS_NUMBER | パイプセグメントのベンド数 |
MIN_BEND_SEPARATION | 連続したパイプセグメントにあるベンド間の最小距離 |
START/END_CLAMP_LENGTH | パイプの終端から以下のベンドまたは端点までの最小距離。 |
MIN_STRAIGHT_LENGTH | パイプの終端から以下のベンドまでの最小許容距離 (アセンブリ単位) |
MIN_BEND_RADIUS | ベンドで可能な最小半径 |
MAX_BEND_RADIUS | ベンドで可能な最大半径 |
MIN_BEND_ANGLE | ベンドで可能な最小角度 |
MAX_BEND_ANGLE | ベンドで可能な最大角度 |
BEND_ARC_THRESHOLD | 角度の大きいベンドに Piping で定義されている寸法スキームの角度 (180°など)。 |
MIN_BRANCH_SEPARATION | 連続したパイプセグメントにある分岐間の最小距離 |
MIN_BRANCH_ANGLE | 分岐の最小許容角度 |
BEND_TABLE_NAME | ベンドテーブルの名前 |