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ベンドテーブル
ベンドテーブルメニュー
ベンドテーブルは、特定のベンド半径とベンド角度のベンドを作成する際に必要とされる、直線状パイプの長さ (展開長さ) を正確に計算するために使用されます。
同じベンドでも、材料やパイプ外径 (OD) の違いによって展開長さは異なります。
ベンドテーブルは 90 度のベンドについて記述されています。90 度以外の値には A/90 が乗算されます。ここで、A は特定のベンド角度を度数で表したものです。
ベンドテーブルを新規に定義できます。90 度ベンドについてのベンドテーブルを定義できます。90 度以外の値には A/90 が乗算されます。ここで、A は特定のベンド角度を度数で表したものです。
ベンド許容量テーブルのすべてのセルにベンド許容値 (A) を入力する必要はありません。特定のセルを非表示のままにしておくと、補間によってその長さの値が計算されます。
以下の表に、パイピングのベンドテーブルの形式を示します。
列 1
列 2
列 3
列 4
FORMULA
方程式
...
ENDFORMULA
!
CONVERSION
方程式
...
START MATERIALS
MATERIAL
...
END MATERIALS
!
TABLE
半径
半径
半径
半径
半径
外径
ベンド許容
ベンド許容
ベンド許容
...
外径
...
...
...
...
 
FORMULA、END FORMULA、CONVERSION、END CONVERSION、START MATERIALS、END MATERIALS、TABLE は、示されているとおりに入力してください。
次の定義が、上記のベンドテーブルの形式に適用されます。
FORMULA - 展開長さの方程式
TABLE - パイプアセンブリにあってはならない、パイプ外径 (OD) とベンド半径のテーブルデータの組み合わせ。たとえば、0.25 ベンド半径と 0.5 インチ OD の組み合わせなどです。
ベンドテーブルの任意の位置にコメント行を指定できます。テーブル内ではコメント行を感嘆符 (!) で始めてください。
ベンドテーブルメニュー
「ベンドテーブル」(Bend Table) メニューからは、作成や修正に使用するパイピングのすべてのベンドテーブルにアクセスできます。
「ベンドテーブル」(BEND TAB) メニュー (「設定」(Set Up) > 「ベンドテーブル」(Bend Table)) から、以下の操作を実行できます。
「定義」(Define) - パイピングのベンドテーブルを作成します。
「編集」(Edit) - パイピングのベンドテーブルを修正します。ベンドテーブルは随時更新することができます。
「削除」(Delete) - パイピングのベンドテーブルを削除します。
「表示」(Show) - パイピングのベンドテーブルを表示します。ベンドテーブルのデータを確認できます。
「読み取り」(Read) - ベンドテーブルをファイルから部品に読み込みます。
「書き込み」(Write) - ベンドテーブルを部品からファイルに書き込みます。
ベンドテーブルを定義するには
1. 「設定」(Setup) > 「ベンドテーブル」(Bend Table) > 「定義」(Define) の順にクリックします。
2. ベンドテーブル名を入力し、 をクリックします。Pro/TABLE のウィンドウが開き、テーブルの外形が表示されます。
3. テーブルにデータを入力します。
または
既存のベンドテーブルをベースラインとして使用するには、「ファイル」(File) > 「読み取り」(Read) の順に選択します。「ファイル読取」(Read File) ダイアログボックスが開きます。
既存のベンドテーブルファイルの名前を入力し、「OK」をクリックします。そのファイルのデータが読み込まれ、カレントのベンドテーブルファイルに書き込まれます。必要に応じてそのベンドテーブルのデータを修正します。
4. ベンドテーブルを保存して閉じるには、「ファイル」(File) > 「保存」(Save) の順にクリックし、「終了」(Exit) を選択します。この新しいベンドテーブルを使用できるようにするには、それをパイプセグメントまたはライン素材に割り当てる必要があります。
ベンドテーブルを修正するには
パイピングではベンドテーブルを修正できます。ベンドテーブルは随時更新できます。編集できるのは、カレントアセンブリで作成されたベンドテーブルか、カレントアセンブリに割り当てられたベンドテーブルだけに限られます。パイピングでベンドテーブルを修正するには、次の操作を行います。
1. 「設定」(Setup) > 「ベンドテーブル」(Bend Table) > 「Edit」(編集) の順にクリックします。「テーブル名」(TBL NAMES) メニューが表示されます。
2. 修正するベンドテーブルを「テーブル名」(TBL NAMES) メニューから選択します。このメニューには、アセンブリに適用された、あるいはアセンブリのカレントセッション時に作成された、すべてのベンドテーブルが表示されます。
3. Pro/TABLE のウィンドウが開き、選択したテーブルがそこに表示されます。
4. そのベンドテーブルを修正します。
5. 「ファイル」(File) > 「保存」(Save) または「終了」(Exit) の順にクリックします。ベンドテーブルがカレントディレクトリに保存されます。
 
*注記 ベンドテーブルを使用するには、それをパイプセグメントまたはライン素材に割り当てる必要があります。
ベンドテーブルを削除するには
1. 「設定」(Setup) > 「ベンドテーブル」(Bend Table) > 「削除」(Delete) の順にクリックします。
2. 削除するベンドテーブルを「テーブル名」(TBL NAMES) メニューから選択します。このメニューには、アセンブリに適用された、あるいはアセンブリのカレントセッション時に作成された、すべてのベンドテーブルが表示されます。選択したベンドテーブルが削除されます。
ベンドテーブルを表示するには
ベンドテーブルを表示できます。なお、テーブルの表示を選択した場合は、それを修正することはできません。ベンドテーブルを表示するには、以下の手順に従ってください。
1. 「設定」(Setup) > 「ベンドテーブル」(Bend Table) > 「表示」(Show) の順にクリックします。
2. 表示するベンドテーブルを「テーブル名」(TBL NAMES) メニューから選択します。このメニューには、アセンブリに適用された、あるいはアセンブリのカレントセッション時に作成された、すべてのベンドテーブルが表示されます。
3. Pro/TABLE のウィンドウが開き、選択したベンドテーブルが表示されます。
4. テーブルの確認が終わった後、「ファイル」(File) > 「終了」(Exit) の順にクリックします。Pro/TABLE ウィンドウが閉じます。
モデルにベンドテーブルを読み込むには
ベンドテーブルは、ベンドテーブルファイル (.bnd) からモデルに読み込むことができます。そのファイルのデータからベンドテーブルが作成され、カレントモデルに適用されます。
1. 「設定」(Setup) > 「ベンドテーブル」(Bend Table) > 「読み取り」(Read) の順にクリックします。「データファイル」(DATA FILES) メニューが表示されます。
2. ベンドテーブル名を選択します。保存されているすべてのベンドテーブルが表示されます。「名前」(Names) で名前を選択すると、「開く」(Open) ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、読み込むベンドテーブル (.bnd) ファイルを選択します。メッセージ領域に確認のメッセージが表示されます。
ファイルにベンドテーブルを書き込むには
定義した各ベンドテーブルがカレントモデルに保存されます。ベンドテーブルを別ファイルに保存する必要がある場合は、ベンドテーブル (.bnd) ファイルに書き込むことができます。
1. 「設定」(Setup) > 「ベンドテーブル」(Bend Table) > 「書き込み」(Write) の順にクリックします。「テーブル名」(TBL NAMES) メニューが表示されます。
2. 修正するベンドテーブルを「テーブル名」(TBL NAMES) メニューから選択します。このメニューには、アセンブリに適用された、あるいはアセンブリのカレントセッション時に作成された、すべてのベンドテーブルが表示されます。メッセージ領域に確認のメッセージが表示されます。