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ベンド注記
ベンド注記は、その他の注記に類似しています。ベンド注記は、サイズ変更、水平または垂直方向、あるいは特定角度への回転、フォント変更、位置変更などが可能です。デフォルトでは、ベンド注記は引き出し線接続で水平に配置されます。パイプベンドを修正するとき、値そのものではなく、注記のテキストが編集されます。
図面モードでは、ベンドタイプコーナー (たとえば、ベンドユーザー定義パラメータ、スプールパラメータ、ベンドが属するセグメントのソリッド名) のあるルーティングされたパイプラインセグメントの情報を、自動的に表示できます。
各パイプベンドタイプコーナーと各セグメントの端点に接続するデフォルト注記を指定することによって、この情報を自動的に表示できます。
パイピングベンド注記を作成するには
1. 図面モードで注記をパイプベンドに付加する場合は、拡張子: att_pipe_bend をパラメータ名に追加します。これにより、パラメータ値は注記が付加されたベンドを参照します (たとえば "&bend_radius:att_pipe_bend&material:att_pipe_bend)。
2. このフォーマットを使用してパラメータを入力した場合、ベンドのパイプベンドパラメータがまずサーチされ、それからセグメントのライン素材パラメータ、パイプラインのパイプラインベンドパラメータ、パイプソリッドパラメータ (ソリッドが存在する場合) がこの順番に検索されます。値が見つからない場合、テキストがそのまま維持されます。
パイピングベンドの自動ラベリング
図面モードで、システムはデフォルトのパイプベンド注釈を判断し、図面設定ファイルオプション default_pipe_bend_note の設定に従って、パイプベンド注釈をすべて配置するかどうかを決定します。
オプションを「いいえ」(no) に設定 (デフォルト) すると、図面にベンド注記は表示されません。
値として引用符付きテキストを設定した場合、ベンド注記を作成するときにこの値が使用されます。1 行注記の場合、テキストにはベンドパラメータ "&bendname:att_pipe_bend"、"&bend_radius:att_pipe_bend"、および "&bend_num:att_pipe_bend" を含めることができます。また、すべてのユーザー定義ベンドパラメータ、すべてのデフォルトのライン素材パラメータ、すべてのユーザー定義ライン素材パラメータも、テキストに含めることができます。
ディレクトリパスを値として指定する場合、あらかじめ作成され、1 つまたは複数のラインベンド注記を作成するファイルとして保存されている注記が参照されます。たとえば、UNIX では ". /mybendnote.txt." です。
フレキシブルパイプには定義されたベンドがないので、この機能はベンドコーナーのある直線パイプとそのようなパイプの端点にのみ適用されます。
ヒント: ベンド情報の生成
「パイプラインレポート」(Report Pipeline) ダイアログボックスの「定義」(Definition)「セグメント」(Segment) を選択するか、またはパイプセグメントが作成されたアセンブリのレポート情報を設定すると、ベンド位置とベンド加工の情報を生成できます。