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パターンフィーチャーについて
1 つのパターンはフィーチャーの複数のインスタンスで構成されます。パターンタイプを選択し、寸法、配置点、またはフィル領域と形状を定義して、パターンメンバーを配置します。操作結果がフィーチャーのパターンになります。このフィーチャーパターンのパターンを作成すると、フィーチャーパターンパターンが作成されます。グループパターンやフィーチャーパターンパターンのパターンを作成することはできません。
ほとんどのパターンタイプでは、パターン作成の対象として選択したフィーチャーまたはフィーチャーパターンがパターンリーダーになります。選択したフィーチャーまたはフィーチャーパターンのパターンを作成すると、選択したパターンリーダーはパターンヘッダーになり、インスタンスはパターンメンバーになります。パターンをコピー、ミラー、または移動するには、パターンメンバーではなくパターンヘッダーを選択する必要があります。
パターンメンバーのジオメトリを参照するフィーチャーの参照パターンを作成できます。パターン作成の対象として選択するフィーチャーがパターンリーダー上に存在する必要はありません。
パターン、グループパターン、パターンのパターンをミラーできます。パターン、グループパターン、パターンのパターンに移動および回転を適用することもできます。
パターンには以下の利点があります。
パターンを作成するとフィーチャーを高速に再生できます。
パターンはパラメトリックに制御できます。したがってインスタンスの数や、インスタンス間の距離、元のフィーチャーの寸法等のパターンパラメータを変更することによって、パターンを修正できます。
パターンの修正は個々のフィーチャーを修正するよりも効率的です。パターンでは、元のフィーチャーの寸法を変更した場合、パターン全体が更新されます。
パターンに含まれる複数のフィーチャーの操作は個々のフィーチャーを操作するよりも有利なときがあります。たとえば、パターンの抑制やレイヤーの追加などです。
パターン化できるのは単一フィーチャーのみです。複数のフィーチャーをパターン化するには、ローカルグループを作成してから、このグループをパターン化します。グループパターンや次のタイプのパターンのパターンが作成されているときは、ショートカットメニューで「パターン解除」(Unpattern) を選択できます。
「寸法」(Dimension)
「テーブル」(Table)
パターン解除すると、複数のグループまたはフィーチャーパターンができます。
 
データムカーブの線種属性はそのパターンには移動されません。
薄板フィーチャーは接続されるサーフェスを "認識" し、このサーフェスをパターン化します。
パターンのタイプ
フィーチャーをパターン化するには、いくつかの方法があります。
「寸法」(Dimension) - 駆動寸法を使用し、パターンの増分変化を指定してパターンを作成します。寸法パターンは単一方向にも双方向にもできます。
「方向」(Direction) - 方向を指定し、ドラッグハンドルを使用してパターンが大きくなる方向と増分を設定することで、フリー形状パターンを作成します。方向パターンは単一方向にも双方向にもできます。
「軸」(Axis) - ドラッグハンドルを使用してパターンの角度と半径の増分を設定することで、フリー形状放射状パターンを作成します。パターンをらせんにドラッグすることもできます。
「穴埋め」(Fill) - 選択したグリッドに従い、インスタンスで領域を埋めることによってパターンを作成します。
「テーブル」(Table) - パターンテーブルを使用し、すべてのパターンインスタンスの寸法値を指定してパターンを制御します。
「参照」(Reference) - ほかのパターンを参照することによってパターンを作成します。
「カーブ」(Curve) - パターンメンバー間の距離を指定するか、カーブに沿ったパターンメンバーの数を指定することで、パターンを作成します。
「点」(Point) - ジオメトリにスケッチした点、ジオメトリのスケッチ座標系、またはデータム点にパターンメンバーを配置します。
パターンの作成方法はパターンのタイプによって異なります。
パターンを作成するには、パターンを作成するフィーチャーまたはフィーチャーパターンを選択して、「モデル」(Model) > 「パターン」(Pattern) の順にクリックするか、またはモデルツリーでフィーチャー名またはフィーチャーパターン名を右クリックして、ショートカットメニューの 「パターン」(Pattern) をクリックします。
パターンの内部スケッチ
内部スケッチを使用して、次のパターンタイプのパターンメンバーの配置を定義できます。
「ポイント」(Point)
「穴埋め」(Fill)
「カーブ」(Curve)
スケッチャーを開始して内部断面を作成するとき、パターンリーダーはその原点に既知点が付いて表示されます。パターンリーダーの点を通る水平および垂直の基準線が表示されます。