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設計コンセプト
Creo では、さまざまなタイプのモデルを設計できます。ただし、設計プロジェクトに取り掛かる前に、次の基本的な設計コンセプトを理解しておく必要があります。
設計意図 - モデルの作成をする前に、設計意図を特定する必要があります。設計意図は、製品の仕様や要件に基づいて、完成品の目的や機能を定義します。設計意図の把握によって、製品の価値と寿命が決まります。この重要なコンセプトは、Creo のフィーチャーベースのモデル作成プロセスの核心部分です。
フィーチャーベースモデル作成 - Creo の部品モデル作成は、個々のジオメトリフィーチャーを作成することから始まります。これらのフィーチャーは、設計プロセスの段階で参照を指定して、その他のフィーチャーと相関関係を持つようになります。
パラメトリック設計 - フィーチャー間に相互関係があるため、モデルをパラメトリックにすることができます。そのため、1 つのフィーチャーを修正して、その変更がその他の関連 (依存) フィーチャーに直接影響を与える場合、これらの関連フィーチャーは動的に変更されます。このパラメトリック設計によって、部品の完全性が維持され、設計意図が守られます。
アソシエティビティ - Creo では、アソシエティビティによって、部品モード以外は設計意図が維持されます。モデルの設計を継続する場合、部品、アセンブリ、図面、その他の関連オブジェクト (パイピング、板金、電気配線など) を追加できます。これらの機能はすべて、Creo 内において完全にアソシエティブです。そのため、いずれかのレベルで設計を変更すると、プロジェクトのすべてのレベルに変更が動的に反映され、設計意図が維持されます。