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穴の上部を外側サーフェスと交差させるには
穴の上部は、モデルのジオメトリおよび選択されている参照に応じて、モデル内に部分的または完全に埋没することがあります。
上部にカウンタボアや皿穴がある穴を含め、穴の上部全体をモデルの外側と交差させるには、「上部クリアランス」(Top Clearance) チェックボックスを使用します。
「穴」(Hole) > 「形状」(Shape) の順にクリックし、「上部クリアランス」(Top Clearance) チェックボックスがオンになっていることを確認します。
「上部クリアランス」(Top Clearance) チェックボックスがオンになっている場合、穴の上部と等しい直径の円柱を使用して穴フィーチャーの上部が外側に延長され、穴の上部がソリッドジオメトリの外側と交差するように材料が除去されます。穴にこれらの要素が含まれている場合、この円柱ではカウンタボアまたは皿穴の直径が使用されます。
コンフィギュレーションオプション default_hole_top_clearance では、「上部クリアランス」(Top Clearance) チェックボックスのデフォルト状態を設定します。デフォルト値は auto であり、配置参照に基づいて状態が自動的に決まりますが、yes を選択することでデフォルトで上部クリアランスを使用するか、no を選択することで上部クリアランスを使用しないよう指定できます。このオプションが auto に設定されているときに、穴の配置参照を変更した場合、上部クリアランスの状態も一緒に変わりますが、「上部クリアランス」(Top Clearance) チェックボックスを手動で変更した後は、カレントの穴に自動設定は適用されなくなります。このコンフィギュレーションオプションは新しい穴の作成には適用されますが、既存の穴の定義の編集には適用されません。
コンフィギュレーションオプション default_hole_top_clearanceauto に設定されている状態は、次の場合に穴を作成する際に特に便利です。
配置参照がサーフェスと点である
配置参照がサーフェスと軸であり、その軸がそのサーフェスに対して直角でない
サーフェスが球状、ドーナツ状、カーブ状、または凹状である
穴に方向参照がある
次の例では、配置参照としてデータム平面と軸を使用して穴を作成しています。データム平面はモデルの上面より下にあります。
「上部クリアランス」(Top Clearance) チェックボックスがオフになっている場合、穴の上部はジオメトリに埋没します。
「上部クリアランス」(Top Clearance) チェックボックスがオンになっている場合、穴の上部はジオメトリの外側サーフェスまで貫通します。