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スケッチベースフィーチャーの断面について
スケッチベースフィーチャーでは、スケッチフィーチャー (スケッチ) を使用して、形状、寸法、一般的な配置が定義されます。スケッチフィーチャーを使用して、次の方法でスケッチベースフィーチャーを作成します。
内部断面を作成する - スケッチベースフィーチャーツールを使用している状態で、内部断面 (断面) を作成できます。スケッチャーを使用してスケッチを作成し、内部断面を定義します。この内部断面は独立していて、どのスケッチフィーチャーともアソシエティビティがありません。このため、独立した内部断面に対して行った変更は、その内部断面を使用するスケッチベースフィーチャーのみに影響します。このように断面が独立していることは、独立したそれぞれの内部断面に指定されている一意な名前によっても明らかです。
スケッチフィーチャーを選択する - 既存のスケッチフィーチャー (スケッチ) を選択してスケッチベースフィーチャーを作成できます。スケッチフィーチャーは、カレントモデルにあるものでも別のモデルにあるものでも構いません。別のスケッチベースフィーチャーの参照としてすでに使用されているスケッチフィーチャーを使用することもできます。
 
*注記 Pro/ENGINEER Wildfire 5.0 よりも前に作成されたスケッチポイントフィーチャーは、ジオメトリ点を含むスケッチフィーチャーに変換されます。
スケッチフィーチャーを選択してスケッチベースフィーチャーを作成すると、Creo では、そのスケッチフィーチャーの配置、方向、およびスケッチ参照を使用して、スケッチベースフィーチャーの依存内部断面が作成されます。この依存内部断面は、親 (参照先) スケッチフィーチャーと完全なアソシエティビティがあります。この依存断面には、親断面と同じ名前がつきます。このため、親スケッチフィーチャーを再定義すると、親スケッチフィーチャーを参照するすべての依存内部断面 (子) が動的に変更されます。これにより、個々のスケッチベースフィーチャーが変更されます。反対に、依存内部断面を再定義した場合、Creo で親スケッチフィーチャーに自動的にロールバックして再定義できます。
有効な断面と無効な断面
スケッチベースフィーチャーは、閉じたループ断面 (スケッチ)、垂直軸、座標系などの要件を持つことがあります。使用する断面に照らして、このようなフィーチャー固有の要件が追跡されます。断面がこのような要件を満たしていない場合、次のいずれかの処理が行われます。
独立した断面を作成している場合、その断面が無効であることが警告されます。
無効なスケッチフィーチャーを選択して依存断面を作成しようとしている場合、選択フィルタがかかり、そのスケッチフィーチャーを選択できなくなります。
 
親スケッチフィーチャー (依存断面の参照として使用されているスケッチフィーチャー) を削除すると、警告が表示され、親フィーチャーを削除することで解除された親子関係を解決するためのオプションを選択できます。
以前の Pro/ENGINEER リリースのスケッチベースフィーチャーは使用することができます。ただし、以前のスケッチベースフィーチャーを完全には参照できない場合、「断面選択」(Section Selection) ダイアログボックスが開き、「エッジ使用」によって内部断面に必要なスケッチジオメトリが取得されることが警告されます。
作図エンティティと 1 つまたは複数のジオメトリ中心線のみを含むスケッチフィーチャーを作成できますが、このタイプの断面を使用してスケッチベースフィーチャーを定義することはできません。