デフォルトでは、データム平面はモデルのサイズに合う大きさで表示されます。データム平面の境界は、サイズ変更したり、選択した参照や特定の値に合わせて調整したりできます。それでデータム平面を、選択した参照 (部品、フィーチャー、サーフェス、エッジ、軸) に視覚的に適合するようにサイズを設定できます。一方、データム平面の作成または再定義時に、データム平面の高さと幅の値を指定して、データム平面の表示アウトラインがモデルの外形を超えるように拡張することもできます。データム平面の表示アウトラインは図面モードで表示します。

データム平面境界の高さおよび幅として指定した値は Creo の寸法値ではなく、表示はされません。これらの値はモデルの再生には影響しません。正確な値を設定するには、コンフィギュレーションオプション default_dec_places を使用します。

一方、2 方向のサイズ調節ハンドルを使ってデータム平面の表示アウトラインをサイズ変更することもできます。ハンドルは、データム平面の表示アウトラインの幅および高さ値を指定するときに、プレビューされたデータム平面の各コーナーに表示されます。

一方の値を変更するともう一方の値もそれに比例して変化するように、幅および高さの値のアスペクト比をロックできます。ハンドルの 1 つをドラッグして、プレビューされたデータム平面の高さまたは幅を変更すると、「表示」(Display) タブの「幅」(Width) および「高さ」(Height) ボックスの値は自動的に更新されます。幅または高さ方向のハンドルの移動は相関的に制限されており、対角にあるハンドルの位置は次のように保持されます。

データム平面の表示アウトラインが変更されてもモデルの精度はそのまま保持されます。必要な場合には Creo によって表示アウトラインが再フィットされます。