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非同期データムフィーチャーの作成について
フィーチャーの定義を作成または編集する場合、ジオメトリ参照としてデータムフィーチャーを使用する必要があります。データムフィーチャーの例としては、平面、点、軸、カーブ、座標系があります。モデルの既存のデータムフィーチャーを参照データムフィーチャーとして選択するか、フィーチャー定義の作成中または編集中に参照データムフィーチャーを作成できます。メインフィーチャーのフィーチャー作成ツールが開いているときに、「モデル」(Model) タブの「データム」(Datum) グループおよび関連するジオメトリを参照として使用して、参照データムフィーチャーを作成します。
フィーチャー定義の作成中または編集中に非同期に作成されたデータムフィーチャーは、定義を作成または編集しているフィーチャーによって参照として使用される場合と使用されない場合があります。フィーチャーによって参照として使用された非同期データムフィーチャーは、フィーチャーに自動的に埋め込まれ、フィーチャーの作成または再定義が完了すると、モデルツリーにそのフィーチャーのサブノードとして表示されます。これらは作成後に自動的に非表示になります。これらをグラフィックウィンドウに表示するには、ショートカットメニューの 「再表示」(Unhide) を使用するか、「ビュー」(View) > 「再表示」(Unhide) の順にクリックするか、または「ビュー」(View) をクリックした後で 「再表示」(Unhide) の横の矢印をクリックし、 「すべて再表示」(Unhide All) をクリックします。
 
*注記 フィーチャーには、非同期データムフィーチャーだけでなく、データム軸やデータム平面などの通常の内部データムフィーチャーも参照として含めることができます。通常のデータムフィーチャーは、穴、押し出し、回転、スケッチベースフィーチャーなどの特定のフィーチャーの作成中に内部で作成されます。対応するジオメトリが参照されると内部データムフィーチャーが自動的に作成されますが、それらを参照として使用するフィーチャーには埋め込まれません。
フィーチャーに内在する通常のデータムフィーチャーとは異なり、非同期データムはフィーチャーに内在しません。したがって、非同期データムが埋め込まれているメインフィーチャーの外に非同期データムをドラッグアンドドロップできます。そのフィーチャーの前に作成された既存のデータムフィーチャーをフィーチャーが参照する場合、データムフィーチャーをフィーチャーにドラッグアンドドロップすることもできます。同じフィーチャーまたは別のモデルのフィーチャーの埋め込みデータムも、メインフィーチャーに埋め込まれている非同期データムを参照できます。フィーチャーによって使用されない非同期データムフィーチャー、および複数のフィーチャーによって使用されるがそのフィーチャーのデータムではない非同期データムフィーチャーは埋め込まれません。
非同期データムはフィーチャーに固有のものではありません。その定義、参照、寸法、拘束を削除、編集、再定義することができます。通常のデータムフィーチャーはフィーチャーに固有のものであり、フィーチャーを削除または再定義してその拘束を変更することはできませんが、寸法や参照は編集できます。