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部品精度について
部品精度の設定により、ジオメトリ計算の精度が変わります。部品精度の有効範囲は 0.01 から 0.0001 であり、0.0012 がデフォルトの精度です。部品精度の値が小さいほど、再生時間が長くなります。
 
*注記 コンフィギュレーションオプション accuracy_lower_bound がデフォルトの下限値をオーバーライドします。
精度には次の 2 つのタイプがあります。
「相対」(Relative) (デフォルト) - 値は、モデルを包むボックスの最大対角線の長さに対するモデルの最小エッジの長さの比の半分よりも小さく設定します。ジオメトリをほかの部品またはモデルからコピーしたりインポートしたりする必要がないときに、相対精度を使用します。
「絶対」(Absolute) - 値はカレント単位で測定した、認識可能な最小サイズとして設定します。異なるシステムを使用して作成された部品をインポートしたり、あるモデルから別のモデルにジオメトリをコピーしたりするときは、絶対精度を使用します。部品に互換性を持たせるには、一様な絶対精度を設定するか、絶対精度の最小値を共通精度値として選択する必要があります。
相対精度で定義された 2 つのモデルの絶対精度を合わせるには、「ツール」(Tools) > 「調査」(Investigate) > 「モデルサイズ」(Model Size) を使用して部品サイズを特定し、それぞれについてその相対精度を掛け合わせます。乗算結果が異なる場合、両方の部品で同じ結果になる相対精度値を選択します。大きな部品では、相対精度値を小さくして部品精度を高めなければならない場合があります。たとえば、ある部品のサイズが 100 で相対精度が .01 の場合、絶対精度は 1 になります。別の部品のサイズが 1000 で相対精度が .01 の場合、絶対精度は 10 になります。絶対精度を揃えるには 2 つ目の部品の精度を .001 に変更します。
絶対精度を有効にするには、コンフィギュレーションオプション enable_absolute_accuracyyes に設定します。