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異なるコアピンにより 4 キャビティモールドを作成するには
そのタスクにより、4 つの異なるプラスチック部品を作成する 4 キャビティモールドが作成されます。
1. PLUG (ジェネリックモデル)
2. HEXAGON
3. SQUARE
4. STAR6
5. STAR8
これらのプラスチック部品は、図のようなジェネリック部品のインスタンスです。設計部品のインスタンスの名前は、HEXAGON、SQUARE、STAR6、STAR8 です。異なる穴の形状を作成するには、4 つのコアピンが必要です。
1. モールドを作成します。金型設計を使用してモールドモデルを作成します。
2. 参照部品レイアウトを構築します。参照部品レイアウトを作成します。ダイアログにより必要とされた設計部品として、HEXAGON インスタンスを使用します。参照部品名として HEXAGON_REF と入力します。「長方形」(Rectangle) レイアウトタイプを選択し、増分 (2 つの方向に 2 つのアイテム) および参照部品間の距離を指定します。
3. 参照部品インスタンスを作成します。部品モードで参照部品 HEXAGON_REF を検索します。参照部品のファミリーテーブルインスタンスを 3 つ (SQUARE_REF、STAR6_REF、STAR8_REF) 作成します。HEXAGON モデルをマージ部品ファミリーテーブルアイテムとして追加し、対応するインスタンスの SQUARE、STAR6、STAR8 モデルと置換します。
プライベートネーム
マージ部品
HEXAGON_REF
HEXAGON
SQUARE_REF
SQUARE
STAR6_REF
SQUARE
STAR8_REF
STAR8
4. インスタンスを考慮して参照部品レイアウトを調整します。「参照部品を配置」(Locate RefPart) > 「再定義」(Redefine) を使用して、参照部品レイアウトを再定義します。レイアウトタイプを「可変」(Variable) に切り替えます。参照部品 HEXAGON_REF を SQUARE_REF、STAR6_REF、STAR8_REF インスタンスに適宜置換します。
5. ワークピースを追加します。図に示されているように、ワークピースをアセンブリまたは作成します。
6. 分離サーフェスを構築します。「分離サーフェス」(Parting Surf) > 「作成」(Create) で、シャドウ分離サーフェスを作成します。シャドウ作成の参照部品をすべて選択します。この場合は、遮断平面 (XY 平面) を定義します。ツールバーの「非表示」アイコンを使用して参照部品 Square_ref、Star6_ref、Star8_ref を非表示にします。
7. コア入子のボリュームを構築します。config.pro オプション MOLD_VOL_SURF_NO_AUTO_ROLLBACKYES に設定されているか確認します。図に示すように、参照部品 HEXAGON_REF のコアピンボリュームを作成し、HEXAGON_INSERT という名前を付けます。
8. 部品ジオメトリを参照するボリュームをトリムします。「参照部品カットアウト」(RefPart Cutout) をクリックし、参照部品によりボリュームをトリムします。
9. ボリュームのバターンを作成します。ボリューム HEXAGON_INSERT をパターン化し、ほかの参照部品すべての挿入を表示するボリュームを作成します。これを行うには、ボリュームのすべてのフィーチャーにパターンを作成します。
10. モールドを分割します。「モールドボリューム」(Mold Volume) > 「分割」(Split) メニューで、ボリューム A_CAVITY を作成します。「1 ボリューム」(One Volume) をクリックし、シャドウ分離サーフェスを選択します。図のように、「島のリスト」(ISLAND LIST) の上部の島を選択します。上部の島が赤色で表示されます。
11. 第 2 分割「モールドボリューム」(Mold Volume) > 「分割」(Split) で、ボリューム B_CAVITY を作成します。「1 ボリューム」(One Volume) をクリックします。シャドウ分離サーフェスおよび挿入を表すボリュームをすべて選択します。図のように、「島のリスト」(ISLAND LIST) の下部の島を選択します。下部の島は赤色で表示されます。
12. 「モールド構成部品」(Mold Comp) > 「抽出」(Extract) の順に選択し、すべてのボリュームを抽出します。
抽出操作後、異なるコアピンを持つ 4 キャビティモールドが表示されます。