例: カーブ駆動の正接ドラフトの作成

この例は、分離サーフェス (1) の両側に 15 度の正接ドラフトを追加する方法を示します。どのようなタイプのカーブを使用してもカーブ駆動の正接ドラフトを作成できますが、ドラフト角度を制御する場合、この例に示すような適切な角度を持つカーブをパーティングラインとして作成します。

1. 「モールド」(Mold) >

「ドラフト線」(Draft Line) の順にクリックします。ドラフト線のデフォルト名をそのまま使用します。メニューマネージャが開き、「分離サーフェス」(Parting Surf) チェックボックスがオンになった状態で「ドラフト線」(DRAFT LINE) メニューが表示されます。

2. 「終了」(Done) をクリックします。

3. 分離サーフェスを選択します。

注記分離サーフェスは参照部品に属していなければなりません。

4. 「ドラフト線」(DRAFT LINE) メニューの「分離カーブ」(Parting Crv) をクリックします。「カーブ」(CURVE) ダイアログボックスが開きます。

5. ドラフト角度として 15 と入力します (分離カーブのドラフト角度によって正接ドラフトの以降のドラフト角度が決まります)。

6. 次の図に示すように、参照部品のラウンドサーフェス (1) の両半分を選択します。

7. 「OK」をクリックしてフィーチャーの作成方向を確定します。

8. 「カーブ」(CURVE) ダイアログボックスの「OK」をクリックします。「ドラフト線」(DRAFT LINE)メニューで、「終了」(Done)をクリックします。次の図にオレンジ色で示すような分離カーブが作成されます。

9. 「モールド」(Mold) タブで、「ドラフト」(Draft) > 「正接ドラフト」(Tangent Draft) の順にクリックします。「正接ドラフト」(Tangent Draft) ダイアログボックスが開きます。「結果」(Results) タブページのデフォルトの「抜き方向」(Pull Direction)、「ジオメトリ」(Geometry)、「方向」(Direction) をそのまま使用します。

10. 「参照」(References) タブをクリックしてドラフト線を選択します。「チェーン」(CHAIN) メニューの「カーブチェーン」(Curve Chain) をクリックし、手順 8 で作成したパーティングラインを選択し、「すべてを選択」(Select All) および「終了」(Done) をクリックします。

11.

をクリックします。次の図に示すような正接ドラフトカットが作成されます。