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参照部品レイアウトの指定
参照部品の原点と参照部品レイアウトの原点
参照部品レイアウト操作で、2 つの座標系の原点 (参照部品用と参照部品レイアウト用) を指定する必要があります。これらの座標系で、モールドアセンブリ内に参照部品を配置できます。
参照部品の原点は、レイアウト内の参照部品の回転方向を定義します。デフォルトの原点は、参照部品の最初の座標系です。
参照部品レイアウトの原点は、モールドまたは鋳造アセンブリの参照部品レイアウトの全般位置を定義します。この座標系を再定義して、全レイアウトの位置を再定義できます。
コンフィギュレーションファイルオプション mold_layout_origin_name を使用して、指定した座標系を参照部品レイアウト基準のデフォルトとして設定します。
複製規則
単一の参照部品を参照部品レイアウト内に複数回位置づけることを、レイアウトの複製配置と呼びます。参照部品をレイアウト内に配置するには、4 つの複製規則または方法があります。「レイアウト」(Layout) ダイアログボックスを使用して、複製規則にアクセスできます。
単一規則
この規則を使用すると、ゼロ ”長方形” 寸法を使用して参照部品を配置し、空のパターンテーブルを作成できます。参照部品原点と参照部品レイアウト原点を使用して参照部品をモールドアセンブリに配置するときに、これは単一規則として認識されます。「レイアウト」(Layout) ダイアログボックスを使用して、配置を再定義できます。
長方形規則
この規則を使用すると、長方形レイアウトに参照部品を配置できます。以下の情報を指定します。
「回転方向」(Orientation) - 一定、X- 対称または Y- 対称。
「キャビティ」(Cavities) - X および Y 方向の参照部品の総数。
「増分」(Increment) - X 方向および Y 方向の参照部品の基準の間の距離。
円形規則
この規則を使用すると、円形レイアウトに参照部品を配置できます。以下の情報を指定します。
「回転方向」(Orientation) - 一定または放射状。
「キャビティ」(Cavities) - 参照部品の総数。
「半径」(Radius) - 円形レイアウトの半径。
「開始角度」(Start Angle) - 最初の参照部品の角度座標値。
「増分」(Increment) - 参照部品間の角度の距離。
可変規則
この規則を使用して、ユーザー定義のパターンテーブルに従い、参照部品を X および Y 方向に配置します。ダイアログから直接各参照部品の寸法を修正するか、任意の個々のモデル (パターンリーダーを除く) を追加、除去、置換できます。
「レイアウト」(Layout) ダイアログボックスの「ファイル」(File) メニューを使用すると、可変の複製規則をディスク上のファイルに格納したり、検索できます。
参照部品レイアウト規則をコピーして、ユーザー定義の複製規則のライブラリを作成できます。