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例: パイプの 2 次元断面の解析
概要 - この例では、モデルパラメータが軌道に沿って変化する様子を調査するユーザー定義解析 (UDA) を作成する方法について説明します。
問題 - ソリッドパイプの 2 次元断面が軌道に沿って変更する様子を解析します。
解法 - カーブ上の点にある 2 次元断面を計算する解析フィーチャーを作成し、カーブ全体に沿った 2 次元断面を解析する UDA を作成できます。
以下は、UDA を作成する手順です。
1. 「挿入」(Insert) > 「モデルデータム」(Model Datum) > 「点」(Point) > 「フィールド」(Field) の順にクリックして、軌道カーブ上にフィールドポイントを作成します。
2. フィールドポイントを通るデータム平面を作成します。
3. パイプの 2 次元断面を測定する解析フィーチャーを作成します。
4. 「解析」(Analysis) > 「モデル」(Model) > 「2 次元断面質量特性」(X-Section Mass Properties) の順にクリックします。「2 次元断面プロパティ」(Cross Section Properties) ダイアログボックスが開きます。
5. デフォルトで選択されていない場合、「解析」(Analysis) タブをクリックして解析タイプを選択します。
6. モデル作成中に解析を表示して動的に更新するには、「保存済み」(Saved) をクリックします。
7. 解析名 (例: pipe_area) を入力します。
8. 解析をカスタマイズまたは編集するには、「定義」(Definition) タブをクリックします。
9. 「2 次元断面」(Cross Section) で、2 次元断面名を選択するか、「平面」(Plane) コレクターで参照データム平面を選択します。
10. 「座標系」(Coordinate System) の下のコレクターに、選択した座標系が表示されます。「デフォルト使用」(Use default) をクリックしてデフォルト座標系を選択します。
11. をクリックして解析を計算します。Creo Parametric グラフィックウィンドウ内の 2 次元断面の重心に座標系が表示されます。「結果」(Results) ボックスに解析結果が表示され、情報ウィンドウにレポートが表示されます。
12. をクリックして解析を終了します。
13. モデルツリーで、フィールドポイント、フィールドポイントを通るデータム平面、および解析フィーチャー (最後のアイテム) を選択します。
14. 「編集」(Edit) > 「グループ化」(Group) の順にクリックして UDA 構築グループを作成します。
15. 「解析」(Analysis) > 「ユーザー定義解析」(User-Defined Analysis) の順にクリックして、定義し終わった構築グループを使って、ユーザー定義解析を作成します。
 
*注記 中空パイプ (厚みは関係なし) に対して、スケッチ平面としてフィールドポイントを通るデータムを使用してフラットサーフェスを作成します。「エッジ使用」(Use Edge) オプションを使用して、サーフェスの外形をスケッチします。