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Excel 解析の出力ファイルについて
Excel 解析フィーチャーから Excel 出力ファイルを作成できます。出力ファイルは解析フィーチャーの定義に使用される Excel ファイルとまったく同じですが、Excel 解析フィーチャーの定義で使用される寸法とパラメータの更新された値に基づいて評価されます。
Excel 出力ファイルの作成は任意です。Excel 出力ファイルを作成するには、Excel 解析フィーチャーを定義する際に、「結果データム」(Result datums) ウィンドウで「作成」(Create) オプションを「はい」(YES) に設定します。Creo Parametric によって、マスター Excel ファイルに基づいて、テンポラリおよび恒久的な Excel 出力ファイルが作成されます。
Excel 出力ファイルには以下の特徴があります。
マスターファイル - Excel 解析フィーチャーを定義するオリジナルファイル。恒久出力ファイルとテンポラリファイルはマスターファイルに依存します。ただし、マスターファイルはテンポラリ出力ファイルと恒久出力ファイルからは独立しています。マスターファイルは Excel 解析フィーチャー、テンポラリ出力ファイル、および恒久出力ファイルの作成、修正、削除の影響を受けません。
テンポラリファイル - Excel 解析フィーチャーを定義するときに作成されます。Excel 解析フィーチャーを再生すると、このファイルが更新されます。テンポラリ出力ファイルを開くには、モデルツリーで Excel 解析フィーチャーを選択し、右クリックしてショートカットメニューの「MS Excel ファイルを開く」(Open MS Excel file) オプションを選択します。Creo Parametric で解析フィーチャーが削除されたり、名前が変更されたり、メモリから消去されたり、セッションが終了した場合にも、テンポラリ出力ファイルは削除されません。
デフォルトのファイル名は <excel filename>_<model name>_<feature id>_tmp.xls です。ここで、
excel filename は、解析フィーチャーを定義するマスター Excel ファイルの名前です。
model name は、Excel 解析フィーチャーが含まれているモデルの名前です。
feature id は、Excel 解析フィーチャーのフィーチャー ID です。
恒久ファイル - Creo Parametric で Excel 解析フィーチャーを含むモデルを保存すると、テンポラリファイルが恒久出力ファイルとして保存されます。このファイルは、Excel 解析フィーチャーを含むモデルのセカンダリコンテンツとして扱われます。
デフォルトのファイル名は <excel filename>_<model name>_<feature id>.xls です。ここで、
<excel filename> は、解析フィーチャーを定義するマスター Excel ファイルの名前です。
<model name> は、Excel 解析フィーチャーが含まれているモデルの名前です。
<feature id> は、Excel 解析フィーチャーのフィーチャー ID です。
 
テンポラリまたは恒久の Excel 出力ファイルを手動で修正した場合、Excel 解析フィーチャーを含むモデルにこの修正は反映されません。
出力ファイル名を変更するには、Excel 解析フィーチャーを定義する際に、「結果データム」(Result datums) ウィンドウの「データム名」(Datum name) ボックスにファイル名を入力します。
Excel 解析フィーチャーを定義する際に「結果データム」(Result datums) ウィンドウで「作成」(Create) オプションを「いいえ」(NO) に設定した場合、Creo Parametric でテンポラリ出力ファイルは作成されません。その場合も、テンポラリ出力ファイルを作成して開くことができます。これには、モデルツリーで Excel 解析フィーチャーを選択し、右クリックしてショートカットメニューの「MS Excel ファイルを開く」(Open MS Excel file) を選択します。ただしこの場合、テンポラリファイルはモデルの再生時に更新されません。