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同じモデル内でのアノテーションの伝達について
サーフェスコピー、サーフェスオフセット、サーフェスミラーなどの特定のフィーチャータイプを作成すると、Creo Parametric によって元のジオメトリに基づいて新しいジオメトリが構築され、この新しいジオメトリに新しい ID が割り当てられます。その結果、それまでに作成したアノテーションフィーチャーのアノテーション要素はこの新しいジオメトリを参照しなくなりますが、これが設計意図です。新しいジオメトリを使用するためにアノテーションフィーチャーの順序とルートを変更する代わりに、 を使用して、同じモデル内の特定のフィーチャーによって伝達されたアノテーション要素を含むアノテーション要素伝達フィーチャーを作成できます。次のフィーチャーによってアノテーション要素を伝達できます。
サーフェスオフセット
サーフェスコピー
サーフェスミラー
「特殊貼り付け」(Paste Special) ダイアログボックスの「コピーに移動/回転変形を適用」(Apply move/rotate transformations to copies) を使用して作成されたフィーチャー
上記のいずれかのフィーチャーを選択してそのアノテーションを伝達するコマンドを実行すると、Creo Parametric で次の処理が行われます。
1. 新しいジオメトリの選択に基づいて元のジオメトリがサーチされます。
2. 元のジオメトリに、それを参照するアノテーション要素があるかどうか、またこれらのすべてのアノテーション要素の参照が選択したフィーチャーに属するかどうかが判断されます。ある場合、また属する場合は Creo Parametric によってアノテーション要素が伝達されます。つまり、元は異なるアノテーションフィーチャーに属していた場合でも、元のジオメトリで検出されたすべてのアノテーション要素のコピーが含まれる 1 つの新しいアノテーション要素伝達フィーチャーが作成されます。アノテーション要素のコピーに含まれるジオメトリ参照は新しいジオメトリエンティティに置き換わります。
これらのコピーはコピー元に依存しています。アノテーション要素が伝達された後で元のアノテーション要素またはその参照に対して行われた変更は、再生時にアノテーション要素伝達フィーチャーおよびアノテーション要素伝達フィーチャー内の新しいアノテーション要素に継承されます。
コンフィギュレーションオプション auto_propagate_ae の値を yes に設定することで、同じモデル内のアノテーション要素を自動的に伝達することもできます。アノテーション要素伝達フィーチャーが自動的に作成されます。
 
*注記 アノテーション要素の参照先のカレントジオメトリに置き換わるドラフトフィーチャーや拡張フィーチャーなどを作成した場合、Creo Parametric によって既存のアノテーション要素の代替参照が自動的にサーチされるので、伝達を行う必要はありません。