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軌道ミリングでのツール軸制御
4軸および5軸の軌道ミリングでツール軸定義を追加するには次の2つの方法があります。
「軌道沿い」(Along Trajectory) - ツール軸定義はカットモーションセグメントにパラメトリックに接続されます。カットモーションセグメント上の点を選択し、このセグメントに沿ってパラメータ値を指定して点を配置し、この点にツール軸回転方向を定義します。モデルのジオメトリが変わることでセグメントの長さが後から変化した場合、軸定義の位置はセグメント上の指定した長さの比率を維持します。
「位置」(Location) - ツール軸定義はモデル上のデータム点にパラメトリックに接続されます。データム点を作成または選択し、そのデータム点にツール軸回転方向を定義します。この定義がカッターパス上のもっとも近い位置に適用されます。モデルジオメトリまたはカットモーションが変化した場合、指定したデータム点にもっとも近い、カットモーション上の位置が再計算されます。カッターパス上のその他の点にあるツール軸回転方向は、既存のすべての軸定義の近似に基づいて補間されます。カッターパスに沿ってツール軸回転方向が正しく補間されるためには、「位置」(Location) で十分な数のツール軸定義を作成する必要があります。
モデルのジオメトリが変わることで一部のカットモーションセグメントが消える可能性がある場合、「位置」(Location) でツール軸制御を使用します。そのようなカットモーションセグメントにツール軸定義「軌道沿い」(Along Trajectory) が関連付けられている場合、軸定義が失われ、カットモーションは生成できません。ただし、部品の頂点などの特定の物理位置にツール軸定義を配置した場合、軸定義はカットモーションではなく部品ジオメトリに関連付けられ、カッターパスのコンフィギュレーションが変わっても、カッターパス上のもっとも近い位置に軸定義が適用されます。