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NC シーケンスツールパスの出力を同期化するには
2 つ以上のヘッドがあり、各ヘッドに 1 つ以上のステップが定義されている加工機をオペレーションが参照する場合、NC ステップを同期化できます。
1. モデルツリーで、複数のヘッドがある加工機を参照するオペレーションを選択し、「製造」(Manufacturing) > 「同期化」(Synchronize) の順にクリックします。あるいは、オペレーションを右クリックし、ショートカットメニューの「同期化」(Synchronize) を選択します。
「同期化」(Synchronize) ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、シーケンス関連情報がテーブル形式で表示され、テーブルの下に同期化オプションが表示されます。詳細については、「「同期化」ダイアログボックスの使用」のトピックを参照してください。
2. 複数のヘッドでシーケンスを選択します。たとえば、最初に「ヘッド 1」(Head 1) 列から、次に「ヘッド 2」(Head 2) 列から、そして「ヘッド 4」(Head 4) 列から NC シーケンスを選択します。
最初に選択したシーケンスのヘッドが「駆動ヘッド」(Driving Head) になります。このダイアログボックスの下部にあるヘッドオプションをクリックすることによって、駆動ヘッドを変更できます。
 
*注記 スレーブヘッドのツールパスは、リードヘッド、つまり駆動ヘッドのツールパスに合わせて常に順序変更されます。同期化を編集してリードヘッドを変更した場合、同期化ビューでの同期化の位置がそれに従って更新されます。
3. 「ツールパスの始点」(Start of Toolpath) をクリックします。複数のツールパスが同時に開始します。あるヘッドのツールパスが完了すると、次のツールパスが開始します。駆動ヘッドの NC ステップの始点が別のヘッドの選択したステップの始点と同期化され、さらに別のヘッドとも同期化が行われます。
1 回目の同期化オペレーションはテーブルに「同期化 1」(Synchronization 1) として表示されます。選択したステップがこの同期化の一部になります。
「ヘッド 1」(Head 1)「ヘッド 2」(Head 2)「ヘッド 3」(Head 3)「ヘッド 4」(Head 4) で複数のステップを選択し、それぞれを 1 回の同期化オペレーションに含めることができます。複数の同期化オペレーションを設定することもできます。このようなオペレーションには連番が付き、同期化 1、同期化 2 などと表示されます。同期化オペレーションを削除した場合、その連番は新しい同期化で維持されます。
 
*注記 同期化オペレーションの番号はカレントセッションでのみ有効です。新しいセッションを開始した場合、同期化には番号が 1 から再割り当てされます。
4. ツールパスを再現するには をクリックします。同期化されているツールパスは加工を同時に開始します。ツールパスが同時に加工していることをグラフィックウィンドウで確認できます。
5. ヘッド 1 の NC ステップ上のある点をヘッド 2 の NC ステップ上の別の点と同期化するには、「ツールパスの始点」(Start of Toolpath) をクリックします。
6. 「ビュー」(View) をクリックし、「同期」(Synchronized) ビューまたは「加工順序」(Machining Order) ビューをリストから選択します。同期ビューでは、同期化するツールパスを選択できます。加工順序ビューでは、マシンでツールパスが実行される順序を確認できます。
 
*注記 加工順序ビューは情報提供のみを目的としています。このビューで同期化するツールパスを選択することはできません。
7. 同期化の詳細をチャートフォーマットで表示するには、「ガントチャート」(Gantt Chart) をクリックします。詳細については、「同期化オペレーションのガントチャート」のトピックを参照してください。
8. 「OK」をクリックして変更内容を保存します。
 
*注記 同期化が作成されているレガシー製造モデルがある場合、「同期化」(Synchronize) ダイアログボックスを使用して、これらのモデルの読み込みや、既存の同期化の表示および編集を行えます。表示と編集の手順は、新しい同期化を表示および編集する手順とほぼ同じです。