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材料ディレクトリ構造を設定するには
 
*注記 Pro/ENGINEER Wildfire 3.0 以降のリリースでは、工具カッティングデータを保存するために材料ディレクトリ構造を作成する必要がなくなりました。このデータは、XML 形式の工具パラメータファイルに保存できます。既存の材料ディレクトリ構造からカッティングデータを読み込むこともできますが、これはカッティングデータが工具の XML ファイルにまだ保存されていない場合に限られます。詳細については、「工具パラメータの保存」のトピックを参照してください。これらのトピックについては、「関連項目」の該当するリンクを参照してください。
Creo NC では、切削工具を選択したり、素材や条件に基づいて送りと速度を設定したりできます。この機能を使用するには、オペレーティングおよびツーリングを開始する前に特定のディレクトリ構造を設定する必要があります。
Creo NC では切削工具データはすべて、コンフィギュレーションオプション pro_mf_tprm_dir で指定されたツーリングディレクトリに保存されます。たとえば、このコンフィギュレーションオプションを次のように設定するとします。
pro_mf_tprm_dir /home/users/toolcrib
Creo NC で工具パラメータファイル (.tpm ファイル) はすべて、ディレクトリ /home/users/toolcrib に保存されます。
材料ディレクトリ構造を設定するには、materials というサブディレクトリをツーリングディレクトリに作成します。ディレクトリ名はスペルどおり正確に入力しなければなりません。
materials ディレクトリの下に、素材と条件に対応するサブディレクトリを作成します。たとえば、steel20steel30aluminum などのサブディレクトリを作成できます。これで、材料ディレクトリ構造の設定が完了です。
オペレーションまたは切削工具を後から定義すると、使用可能な材料のサブディレクトリが表示され選択できます。
切削工具データの保存時には、工具ジオメトリパラメータはツーリングディレクトリの .tpm ファイルに保存され、送りと速度データを含む同じ名前の .tpm ファイルが該当材料サブディレクトリに作成されます。この送りと速度データは、リレーションを介して製造パラメータ値の指定に使用できます。
 
*注記 コンフィギュレーションオプション pro_mf_tprm_dir を使用しない場合は、カレントワーキングディレクトリがツーリングディレクトリとして使用されます。