座標系とリトラクト面を選択するには
自動ドリリングに使用する座標系 (プログラムゼロ) とリトラクト面を指定する必要があります。指定した座標系の Z 軸に平行な軸のある全穴が自動サーチされ、その結果が自動ドリリングテーブルにリストされます。さらに穴をフィルタし、ドリル方法を穴の一部またはすべてに適用できます。
1. 「ビュー」(View) > 「座標系を選択」(Select Csys) の順にクリックします。
「自動ドリリング」(Auto-Drilling) ダイアログボックスの「NC シーケンスプログラムゼロ」(NC Sequence Program Zero) テキストボックスに、現在選択されている座標系の名前が表示され、「NC シーケンスリトラクト面」(NC Sequence Retract Plane) テキストボックスに現在選択されているリトラクト面の名前が表示されます。各テキストボックス横に「選択」(Select) アイコンがあります。テキストボックスの下には、「適用」(Apply)、「デフォルト」(Default)、「前」(Previous) の 3 つのボタンもあります。右側のリストボックスには、前に指定したプログラムゼロ座標系とリトラクト面の全組み合わせが表示されます。
2. 座標系を変更するには、「選択」(Select) アイコンをクリックしてスクリーンの座標系を選択するか、または新しい座標系を作成します。
3. リトラクト面を変更するには、「選択」(Select) アイコンをクリックして、「リトラクト選択」(Retract Selection) ダイアログボックスにある以下のオプションを使用します。
◦ 「選択」(Select) - データム平面を選択します。現在選択している座標系の Z 軸に対し、必ず垂直にします。
◦ 「Z 軸方向」(Along Z Axis) - 現在選択されている座標系の Z 軸方向のオフセット値を入力します。
4. 既存のプログラムゼロ座標系とリトラクト面の組み合わせを右側のリストボックスから選択することもできます。
5. テキストボックスの下にある以下の 3 つのボタンのうち、1 つをクリックします。
◦ 「適用」(Apply) - 現在選択されている座標系とリトラクト面の組み合わせを確定します。
◦ 「デフォルト」(Default) - デフォルトの座標系とリトラクト面を使用します。
◦ 「前」(Previous) - 現在の選択を無視し、以前の「自動ドリリング」(Auto-Drilling) テーブルに戻ります。