製造 > ターニング > 領域ターニング
  
領域ターニング
領域ターニングでは材料を除去する領域をモデルの 2 次元断面上に定義できます。ステップ単位の深さ増分で材料を除去するこの領域をスキャンすることで、ツールパスが生成されます。
"STEP_DEPTH" と "MIN_STEP_DEPTH" パラメータの組み合わせを使って参照部品の中間の直径の加工を制御できます。Creo NC で参照部品の直径に達するまで「ステップ深さ」(STEP_DEPTH) でパスが生成されます。その後、その直径に残り代を加えた箇所でパスの深さを計算し、そのパスと直前のパスとの距離を "MIN_STEP_DEPTH" と比較します。距離が "MIN_STEP_DEPTH" より大きい場合、直径に沿ってパスが作成され、このパスからアルゴリズムのスキャンが開始します。距離が "MIN_STEP_DEPTH" より小さい場合は、直径パスは無視され、前のパスからアルゴリズムのスキャンが継続します。
"MIN_STEP_DEPTH" パラメータは以下の値を取ります。
MIN_STEP_DEPTH = 0 - すべての直径を残り代まで加工します。これがデフォルト ("-") です。
0 < MIN_STEP_DEPTH < STEP_DEPTH - 前のパスからの距離が MIN_STEP_DEPTH より大きい場合、中間直径を残り代まで加工します。
MIN_STEP_DEPTH = STEP_DEPTH - 最後の直径のみを残り代まで加工します。他のパス間の距離はすべて "STEP_DEPTH" で指定した値になります (以前と同様)。"MIN_STEP_DEPTH >STEP_DEPTH" を指定すると、エラーメッセージが出力され、すべてのパスは "STEP_DEPTH" の距離になります。