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異なるプラットフォームでのファイルの読み込み
UNIX システムで作成され、Windows システムに転送された Creo Parametric ファイルを正しく読み込むには、そのファイルをバイナリ形式で転送しなければなりません。ただし、バイナリ形式を使用しないで転送したファイルも訂正できます。
ファイルの読み込み中に、修正が必要であると Creo Parametric によって判断されると、エラーを訂正できるダイアログボックスが開きます。
読み込みプロセスをキャンセルしてファイルを訂正しないでおくか、あるいはファイルの読み込みを続行し、Creo Parametric により、必要なファイルを訂正、読み込みできます。訂正を行うことを選択すると、Creo Parametric のカレントセッションのそれ以降のすべての訂正は、プロンプトの表示なしで行われます。読み込み中のファイルに依存するほかのファイル (アセンブリの部品ファイルなど) については、訂正と読み込みが自動的に行われます。
 
訂正プロセスを行うと、Creo Parametric モデルの読み込み時間が長くなるので、システムで利用できるテンポラリスワップ領域の量が減少する可能性があります。
ドキュメントの読み込み時にはエラーは訂正できません。
コマンドラインユーティリティの使用
dos_to_binary コマンドラインユーティリティを使用して、ファイルを個別に訂正したり、指定ディレクトリのファイルをすべて訂正できます。このユーティリティの構文は dos_to_binary [-inf] [-r] file.prt.1 です。ここで、file.prt.1 は訂正するファイル名を示します。ファイルバージョンを指定しない場合は、最新バージョンが使用されます。
複数のファイルを訂正する場合は、各ファイル名をスペースで区切って指定します。-r オプションを使用してディレクトリ名を指定すると、そのディレクトリに含まれるファイルすべてが訂正されます。
コマンドラインユーティリティを使用すると、指定したファイルがチェックされ、ファイルの訂正が必要かどうかが判断されます。訂正が必要な場合は、ファイルが訂正され改訂番号を増分して保存されます。たとえば、sphere.prt.2 を訂正した場合、訂正後のファイル名は sphere.prt.3 になります。
 
*注記 Pro/PDM と Pro/INTRALINK では、ファイルが修正済みであることが示されません。