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プロッタコンフィギュレーションファイル
「印刷」(Print) ダイアログボックスの「指定先」(Destination) ボックスのテキスト名で .pcf ファイルを保存または修正するか、新しいファイルから作成します。
Creo Parametric をインストールすると、プロッタコンフィギュレーションファイルディレクトリ内で定義するファイルに加えてプロッタコンフィギュレーションファイルオプションが利用可能になります。
対話式バッチプロットのプロッタコンフィギュレーションファイル (filename.pcf) を使用して、プロットオプションの一部または全部をプリセットできます。Creo Parametric で拡張子なしの .pcf ファイル名が「印刷」(Print) ダイアログボックスの「指定先」(Destination) ボックスの右にあるボタンのリストに表示されます。.pcf ファイルにオプションbutton_name が定義されている場合は、この文字列がリストに表示されます。
プロッタコンフィギュレーションファイルを作成する場合は、以下の点に留意してください。
プロッタコンフィギュレーションファイルはローカルで管理するか、またはローカル以外の場所に配置することもできます。後者の場合は、config.pro コンフィギュレーションファイルオプションを pro_plot_config_dir に設定してファイルの場所を指定する必要があります。
プロッタオプションは必須です。
プロッタコンフィギュレーションオプションの数値の引数が必要です。
プロッタコンフィギュレーションファイルの例を次に示します。
plotter
postscript
plotter_command
plot
plot_name
yes
rotate_plotting
no
paper_size
e
plot_segmented
yes
plot_scale
model 2
上記の例では、どのサイズの図面も E サイズのポストスクリプトプリンタに印刷するよう .pcf ファイルがシステムに指示を出します。コンフィギュレーションファイルはセグメント化プロットを作成するように設定されることに注意してください。
プロッタコンフィギュレーションオプション
プロッタコンフィギュレーションオプションを以下に示します。デフォルト値はイタリック体で表示されます。
 
*注記 これらのオプションは、Creo Parametric のコンフィギュレーションファイルのオプションとは異なります。
allow_file_naming
yes*, no
yes - プロットファイルの名前を入力します。
no - オブジェクトの名前がプロットファイルのデフォルト名として使用されます。
auto_rotation
yes
プロッタコンフィギュレーション .pcf ファイルでこのオプションを設定すると、図面が用紙の方向に合うように自動的に回転します。
button_name
文字列
指定した名前が選択リストに追加されます。指定しない場合、プロッタコンフィギュレーションファイルの名前が使用されます。
button_help
文字列
button_name オプションで指定したアイテムの 1 行ヘルプとなります。
create_separate_files
yes, no
「ファイルに印刷」(Print to File) ダイアログボックスのデフォルトを定義します。
yes - デフォルトで別個のファイルを作成します。
no - デフォルトで単一のファイルを作成します。
delete_after_plotting
yes, no*
yes - プロットが正常に行われた後、ディレクトリからプロットファイルを削除します。
interface_quality
0, 1, 2, 3*
プロット、または IGES のような 2D エクスポートファイルを作成する前に、重複する線をチェックする作業を定義します。
0 - 同じペンカラーの線は 1 つにまとめますが、線の重複はチェックしません。
1 - 同じペンカラーの線はプロット用に 1 つにまとめますが、線の重複はチェックしません。
2 - 同じペンカラーの線はプロット用に 1 つにまとめ、2 つの頂点を持つエッジを部分的にチェックします。
3 - 頂点の数、フォント、カラーにかかわらず、すべてのエッジを相互に完全にチェックします。同じペンカラーの線はプロット用に一緒にまとめられます。
orientation_portrait
yes
*.pcf ファイルで縦長の図面の用紙サイズを設定すると同時に、ページの方向を縦に設定します。これを行う場合、縦長の図面と横長の図面に別々の *.pcf ファイルが必要です。
paper_size
用紙サイズ、<variable> XY 単位
プロットする特定の用紙サイズを 1 つ指定します (例: A1)。変数を入力してから用紙の寸法と単位を入力すると、カスタムサイズを指定できます。
paper_size_allowed
選択可能な用紙サイズのリスト
プロッタモデルで利用可能な用紙サイズを (スペースで区切って) すべて指定します (例: a b c)。これにより「サイズ」リストに表示されるサイズが、このリストにあるサイズだけに限定されます。
paper_outline
yes*, no
図面モードで、「プリンタコンフィギュレーション」(Printer Configuration) ダイアログボックスの「プロット」(Plot) ボックスに表示される「用紙外形」(Paper Outline) をデフォルトプロットとして設定します。
pen_slew
no_slew* に設定しています。
X、Y 軸両方向のプロッタペン速度を設定します。値は 0.1 から 100 の値をとります。
pen_table_file
パスおよびファイル名
ほかのペンマッピング情報に優先する、デフォルトのペンマッピングテーブルを指定します。パスには 260 文字まで含めることができます。
plot_area
yes x1 y1 x2 y2, no*
「シェードイメージコンフィギュレーション」(Shaded Image Configuration) ダイアログボックスの「プロット」リストの「プロット領域」(Plot Area) ボタンを設定します。
plot_access
create*, append, default
新しいプロットファイルを作成するか、別のファイルに新しいデータを追加します。
plot_clip
yes x1 y1 x2 y2, no, default
yes - 図面の一部をプロットします。x 座標および y 座標は必須です。x 座標と y 座標はプロットするウィンドウ部分を示す 0.0 から 1.0 の正規化された値です (0,0 はプロットの左下隅に対応します)。たとえば、画面の中央にあるウィンドウの半分をクリップするには、plot_clip yes 0.25 0.25 0.75 0.75 と設定します。
plot_destination
fileprinter*、および file_and_printer
ファイルへの書き込み、プリンタへのプロット、または書き込みとプロットの両方を行うよう設定します。「印刷」(Print) ダイアログボックス (「ファイル」(File) > 「印刷」(Print) > 「印刷」(Print)) で「ファイルに出力」(To file) および「プリンタに出力」(To printer) チェックボックスのオン/オフを切り替えることでも、この設定を行えます。
plot_drawing_format
yes*, no, default
no - フォーマットなしでプロットを生成します。
plot_file_dir
ディレクトリ名
プロットファイルを書き込むディレクトリを指定します。フルパス名でディレクトリを指定します (例: /home/users/plotfiles)。パスには 260 文字まで含めることができます。
plot_label
yes, no*, default
yes - ラベルを付けてプロットを生成します。
plot_label_height
<value> in, <value> cm
プロットラベルの高さを設定します。このオプションの数値とインチ (in) または cm の単位を続けて入力します。
plot_layer
current*, by_layer #, default
by_layer - プロットする図面のレイヤーを指定します。ここで、# はレイヤーの ID 番号です。
plot_linestyle_scale
任意の正の数、1.0*
プロットの隠線フォントのスケール係数を指定します。このオプションの値として、任意の正の数 (例: 2.0) を入力できます。
plot_name
yes, no*
yes - プロットファイルの作成時に記述拡張子が追加されます。拡張子は以下のとおりです。
hp - Hewlett-Packard プロッタ用
hp2 - Hewlett-Packard hpgl2 プロッタ用
cal - Calcomp プロッタ用
ver - Versatec プロッタ用
ger - GERBER フォトプロッタ用
ps - PostScript プロッタ用 (カラープロッタを含む)
no - すべてのプロットファイルに拡張子 .plt が付きます。
 
*注記 Distributed Batch はこのオプションをサポートしていません。
plot_roll_media
yes, no*
yes - メディアタイプとしてロール紙を使用します。
no - メディアタイプとして、特定のプリンタのデフォルト設定を使用します。
plot_scale
fit_paper*, model #, plot #, default
モデルまたは図面にプロットのスケール係数を設定します。# は適用される 0.01 から 100.0 の範囲のスケール値です。
plot_segmented
yes, no*, default
yes - セグメント化プロットを生成します。
plot_sheets
current*, range <low value> <high value>, default, all
プロットするシートを指定します。一定の範囲のシートを指定するには、オプションを range に設定し、この引数に続いて範囲の下限値 (low) と上限値 (high) を入力します (例: plot_sheets range 2 3)。
plot_translate
<value>, <x value> <y value>, <x value> <y value> <units>
基準からプロットのオフセットを設定します。x オフセット値のみ、または x オフセット値と y オフセット値の両方を入力します。単位 (例: mm) は両方向にオフセットを入力した場合にのみ指定できます。以下に例を示します。
plot_translate .25
または
plot_translate .25 .35 x 方向のオフセットが 0.25 および y 方向のオフセットが 0.35 の場合。
 
*注記 値を 1 つだけ入力する場合は、x と y 方向の両方に適用されます。
plot_to_scale_full_window
yes, no
出力プロットファイルを画面ウィンドウ全体の大きさにスケール変更します。
plot_with_panzoom
yes*, no
yes - ズームに基づいてプロットします。
no - 全体プロットに基づいてプロットします。
plotter_command
command, windows_print_manager <plotter or printer name>
プリンタにプロットデータを送るコマンドを指定します。
Windows では、プロッタコマンドを以下のように指定します。
plotter_command windows_print_manager <plotter or printer name>.
plot_handshake
hardware、software
プロッタファイルで作成されるプロッタハンドシェイク初期化シーケンスのタイプを設定します。各モードについて、ホストコンピュータのデータポートを適切に設定する必要があります。
ソフトウェアのハンドシェイクモードは Xon/Xoff です。
ハードウェアのハンドシェイクモードにはハードウェア制御が必要です。
 
*注記 ハンドシェイクの詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
plotter
<プロッタ名>
プロットファイルを作成する場合のデフォルトのプロッタを設定します。このオプションは必須です。
rotate_plotting
yes, no
yes - プロット時にポストスクリプトのプロットを 90゜ 反時計回りに回転します (縦)。画面の水平方向が用紙の短い方の端に対応します。
no - プロット時にポストスクリプトのプロットを回転しません。部品とアセンブリは、横フォーマットでプロットされます。画面の水平方向が用紙の長い方の端に対応します。
 
*注記 シェードのあるポストスクリプト出力には影響しません。