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ダイナミック表示の精度を向上させるには
表示するサーフェスの詳細レベルを制御して、シェードモデルのダイナミック回転時にシステムで実行する計算の量を削減できます。その結果、モデルの動作が滑らかになり、駆動フォースとの同調が向上します。モデルで使用する詳細レベル (LOD) の効果は、システム構成によって異なります。
システムパフォーマンスを制御するには、
1. 「ファイル」(File) > 「オプション」(Options) > 「モデル表示」(Model Display) の順にクリックします。
2. 「モデルの向きを変えるときのモデルの表示設定」(Model display settings when reorienting the model) で次の操作を行います。
隠線、データム、軸があるダイナミックスピンのハードウェアアクセラレーションを有効にするには、「高速隠線消去」(Fast hidden lines removal) チェックボックスをオンにします。この設定にはコンフィギュレーションオプション fasthlr も使用できます。
スピン中のフレーム率を次のように設定します。
スピン中のフレームの描画に要する時間を保証するため、「フレームを引き出す時間を使用」(Use time to draw frames) チェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、「1 秒あたりのフレーム数 (フレームレート) を設定」(Set frames per seconds rate to) が有効になります。この設定にはコンフィギュレーションオプション frames_per_sec も使用できます。
「1 秒あたりのフレーム数 (フレームレート) を設定」(Set frames per seconds rate to) では、スピン中に 1 秒あたりに表示される最小フレーム数を設定します。この設定にはコンフィギュレーションオプション frames_per_sec_value も使用できます。
3. 「シェードモデルの表示設定」(Shaded model display settings) で、次のように詳細レベルを設定します。
ダイナミック回転中にシェードモデルの詳細レベルを使用するには、「ビュー操作中にシェードモデルの詳細レベルを使用」(Use level of details for the shaded model when manipulating the view) チェックボックスをオンにします。この設定にはコンフィギュレーションオプション lods_enabled も使用できます。
「詳細レベルのパーセントを設定」(Set detail percentage to) - 計算される最大の詳細レベルを設定します。指定範囲は 0 から 100 % です。100 % (デフォルト) に設定すると、詳細の損失はありません。0 % に設定すると、詳細がほぼ完全に損失します。この設定にはコンフィギュレーションオプション lods_value も使用できます。
4. 「Creo Parametric オプション」(Creo Parametric Options) ダイアログボックスの「OK」をクリックします。メッセージが表示されます。
5. カレントセッションだけに設定を適用するには、メッセージボックスで「いいえ」(No) をクリックします。
後から別のセッションで使用するため設定を config.pro ファイルに保存する場合、「はい」(Yes) をクリックします。