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統合レポートについて
「ファイル」(File) > 「開く」(Open) > 「更新および統合」(Update and Integrate) の順にクリックすると、「統合」(Integrate) ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、生成されるモデルにフィーチャーを残すか破棄するかに応じて、モデルの各種フィーチャーに対してさまざまな処理を指定できます。
各シナリオにおける実行可能な統合処理を次の表に示します。
シナリオ
サーバー上のベースモデルに存在するフィーチャー
ワークスペースの比較対象モデルに存在するフィーチャー
実行可能な統合処理
フィーチャーがベースモデルには存在するが比較対象モデルには存在しない
フィーチャー A
なし
指定なし (デフォルト)
無視
「削除」(Delete)
手動
比較対象モデルから手動で取得
手動で削除
フィーチャーが比較対象モデルには存在するがベースモデルには存在しない
なし
フィーチャー A
指定なし (デフォルト)
無視
比較対象モデルから取得
手動
比較対象モデルから手動で取得
手動で削除
同じフィーチャーが異なるプロパティで両方のモデルに存在する
パラメータ A の値が 0
パラメータ A の値が 100
指定なし (デフォルト)
無視
比較対象モデルから取得
手動
比較対象モデルから手動で取得
手動で削除
 
*注記 ベースモデル内の別のフィーチャーによって参照されているフィーチャーをベースモデルから削除してから「更新および統合」(Update and Integrate) コマンドを実行した場合、Creo Parametric は失敗診断モードになり、子フィーチャーをルート変更するか削除する必要があります。
アセンブリに対して統合プロセスを実行した場合、「統合」(Integrate) ウィンドウに「モデル名」(Model Name) 列が追加されます。この列には、変更されたモデル (アセンブリの構成部品) の名前が表示されます。
ベースモデルと統合結果の保存
Windchill PDM 上で、生成されたベースモデルとともに統合結果をレポートとして保存できます。これには、「統合」(Integrate) ウィンドウで「統合結果をモデルに関連付け」(Attach Integrate Results to the Model) をオンにし、「終了」(Finish) をクリックします。レポートはセカンダリ添付資料としてベースモデルに関連付けられます。モデルツリーでモデルを右クリックして「サーバープロパティを表示」(View Server Properties) をクリックすると開くベースモデル情報ページからレポートにアクセスできます。
レポートには、実行された統合処理、フィーチャー情報、変更のタイプが表示されます。
統合レポートのファイル名には次の規則が適用されます。
Integrate_Results_with_<Commonspace Version>+<State>_<Date>.html
以下に例を示します。
Integrate_Results_with_A.1+In Work_24-Aug-07.html