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例: エンティティ名を比較するときの規則と基準の使用
「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスで名前を指定してアイテムをサーチできます。エンティティを名前でサーチするには、「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスの「属性」(Attributes) タブをクリックし、「規則」(Rules)「名前」(Name) を選択します。「比較」(Comparison) で、基準として指定した名前とモデル内のほかのエンティティ名とを比較する場合の条件として、「等しい」(is equal to)、「等しくない」(is not equal to)、「より小さい」(is less than)、「より大きい」(is greater than)、「以下」(is less than or equal to)、「以上」(is greater than or equal to) などを指定します。
「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスの「基準」(Criteria) では、次のいずれかの方法で値を設定できます。
サーチする名前を正確に指定する。指定した名前と完全に一致する名前の付いたアイテムが Creo Parametric によってモデルでサーチされます。
ワイルドカードを使用する。指定した文字を名前に含むすべてのアイテムが Creo Parametric によってサーチされます。たとえば、「名前が A* と等しい」(Name is equal to A*) という規則では、A で始まるエンティティ名がサーチされます。同様に、「名前が B*A と等しい」(Name is equal to B*A) という規則では、B で始まり A で終わるエンティティ名がサーチされます。
アスタリスクのみを使用する。デフォルトのフィーチャー名を持つすべてのアイテムと、フィーチャー名を明示的に指定したアイテムが Creo Parametric によってモデルでサーチされます。たとえば、「名前が * と等しい」(Name is equal to *) という規則では、フィーチャー名が定義されているすべてのエンティティがモデルでサーチされます。
エンティティを名前でサーチする場合、Creo Parametric によって名前が 1 文字ずつ比較されます。ただし、数字の場合、値が並び全体として比較されます。
Creo Parametric がエンティティを名前でサーチするときの名前の比較方法について、いくつかの例を示します。
モデルに DTM1、DTM2、DTM003、DTM0004、および DTM005 という名前のデータムフィーチャーがあり、以下のクエリーを構築した場合:
規則 1: Name is greater than DTM1
論理演算子: AND
規則 2: Name is less than DTM005
サーチ結果として、DTM2、DTM003、DTM0004 が返ります。
「名前が DT* と等しい」という規則を作成した場合、DTM1、DTM2、DTM003、DTM0004、DTM005 に加え、DT で始まる名前が付いたその他のエンティティがサーチ結果として返ります。
Creo Parametric がエンティティを名前でサーチするときの名前の比較例をいくつか示します。
名前 abc は名前 abcd よりも小さい
名前 abcd は名前 zabcde よりも小さい
名前 12ab は名前 2a よりも大きい
同様に、規則と基準を組み合わせて使用することで、属性、履歴、ステータス、ジオメトリプロパティに基づいてエンティティをサーチできます。