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矛盾解決のための統合モードへのアクセス
改訂間の矛盾を解決するために、Creo Parametric の各モードには「統合」(Integrate) コマンドが含まれています。
「統合」(Integrate) コマンドで「統合」(Integrate) モードにアクセスし、統合プロジェクトファイル (Pro/INTRALINK で作成) を取得し、差異レポートを生成します。
差異レポート
デフォルトで「DIFF_VIEW」ウィンドウに表示される差異レポートには、ソースオブジェクトとターゲットオブジェクト間の相違が表示されます。ここには、それぞれのオブジェクトに関連する修正オブジェクトもすべて含まれます。また、統合セッションではこのレポートを基本にします。
ソースオブジェクトとターゲットオブジェクトの相違を、解決すべき順番で表示する「MERGE_VIEW」ウィンドウが表示される場合があります。オブジェクトの簡略表示の変更は、差異レポートに表示されます。
差異レポートはアクティブウィンドウにオブジェクトの相違と、そのオブジェクトに属するオブジェクトがあればそれについても表示します。たとえば、アセンブリがアクティブオブジェクトであれば、アセンブリとその構成部品に関する相違を差異レポートに表示します。
差異レポートを使用して、ターゲットオブジェクトに対して Creo Parametric に自動的に実行させるアクションを指定して、ソースオブジェクトとの相違を解消できます。これには、ソースオブジェクトの変更内容をターゲットオブジェクトにマージすること、アイテムそのものの中にのみ存在するアイテムをターゲットから削除すること、または、意図的にアイテムを無視することが含まれます(つまり、差異があってもマージや削除などを行いません)。
差異レポートは統合プロジェクトに含まれるすべてのオブジェクトの相違を表示します。カレントモードで修正可能なオブジェクトにのみ操作を指定します。たとえば、アセンブリに関する統合プロジェクトファイルには、アセンブリの全構成部品の相違が含まれます。
アクティブオブジェクトがアセンブリのメンバーである部品の場合は、親アセンブリの相違も差異レポートに表示されますが、部品モードでは部品に対してのみ操作を指定できます。親アセンブリに操作を指定するには、アセンブリモードで親アセンブリを取得しなければなりません。
操作指定前の差異レポートのサンプルでは、「操作」(Action) メニューのコマンドから相違を解消する方法を指定する前の差異レポートの例を示します。