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サーチツールについて
「サーチツール」(Search Tool) を使用すると、グラフィックウィンドウまたはモデルツリーから選択せずに、モデル内部のエンティティを見つけることができます。「属性」(Attributes)、「履歴」(History)、「ステータス」(Status)、および「ジオメトリ」(Geometry) タブを使用して、特定の情報を見つける上で役立つ規則を指定できます。見つかったアイテムのレイヤーを作成することも、サーチツールのアクティブな選択のセクションに見つかったアイテムを移動して、それらのアイテムのすべてまたは一部を選択することもできます。
サーチツールでは、単純なクエリーやネストしたクエリーを構築して保存することもできます。ネストしたクエリーは、複数のクエリー (サブクエリー) が 1 つのクエリーとして保存されたものであり、詳細サーチを実行するときに使用します。クエリーを作成するたびに参照を個別に選択する代わりに、サブクエリーに参照の自動選択規則を保存します。
現在の選択で無効なアイテムを見つけるオプションもあります。たとえば、スケッチ平面の水平参照を見つける場合は、スケッチ平面に直交しないすべてのデータム平面がコレクターによって除外されます。「オプション」(Options) メニューの「フィルタされた選択」(Filtered Selections) を使用すると、フィルタを適用できます。
サーチツールを開くには、ステータスバーの をクリックするか、「ツール」(Tools) > 「サーチ」(Find) の順にクリックします。名前、ID、番号、アノテーション、または最後に作成したフィーチャーなどの属性によってアイテムを選択したり、ワイルドカードを使用して規則を作成できます。たとえば、Name is equal to A* とすると、A で始まるアイテム名がサーチされます。「基準」(Criteria) セクションには、設定したアイテムのサーチ規則に基づいて、各種比較オプション、値、カテゴリなどの基準が表示されます。
サーチ結果とその位置が、「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスの「アイテムを検出」(items found) に表示されます。結果はモデルツリーとグラフィックウィンドウ内でもハイライトされます。アイテムを選択するには、 を使用して、「アイテムを検出」(items found) から「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスの「アイテムを選択」(Items Selected) セクションにアイテムを移動します。
 
*注記 どのツールも使用していない (処理が指定されていない) ときに「サーチツール」(Search Tool) を開くと、選択されたアイテムは消去されます。たとえば、フィーチャーを選択して「サーチ」(Find Now) をクリックすると、そのフィーチャーがサーチツールの「アイテムを選択」(items selected) セクションに表示されます。ツールがアクティブなときに「サーチツール」(Search Tool) を使用し、「閉じる」(Close) ボタンをクリックすると、サーチ結果のみが追加され、カレントの選択はオーバーライドされます。
サーチを実行し、「サーチツール」(Search Tool) を再び開いて別のサーチを実行すると、「サーチツール」(Search Tool) の規則と値が再び表示されます。
「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスには、以下のタブとボタンがあります。
「属性」(Attributes) - 属性 (「名前」(Name)、「タイプ」(Type)、「パラメータ」(Parameters)、「サイズ」(Size)、「説明」(Description)、または「プロパティ」(Property)) を基準にアイテムをサーチします。
「履歴」(History) - 作成順または ID (該当する場合は、「最新フィーチャー」(Last Feature)、「失敗フィーチャー」(Failed Feature)、「すべて」(All) など) を基準にアイテムをサーチします。
「ステータス」(Status) - ステータス (「再生」(Regeneration)、「レイヤー」(Layer)、「表示」(Display)、「親/子」(Parent/Child)、「コピーした参照」(Copied Refs)) を基準にアイテムをサーチします。
「ジオメトリ」(Geometry) - ジオメトリのリレーション (「ゾーン」(Zone)、「距離」(Distance)、「外側コンポーネント」(Exterior Comps)) を基準にアイテムをサーチします。
「サーチ内容」(Look for) - サーチするアイテムのタイプを指定します (フィーチャー、構成部品、寸法、溶接ソリッドなど)。
「サーチ項目」(Look by) - さらに詳細なクエリーを作成します。たとえば、「サーチ」(Look for) をフィーチャーに設定し、「サーチ項目」(Look by) を寸法に設定します。規則は寸法に適用されますが、検出されるアイテムは、検出された寸法を持つフィーチャーとなります。
「サーチ先」(Look In) - (アセンブリモードと図面モードでのみ使用可能) アクティブモデルを選択します。選択の範囲がすでに定義されている場合、このフィールドは表示されません。矢印ボタンを使用して、グラフィックウィンドウまたはモデルツリーから目的のモデルを選択します。「サブモデルを取り込み」(Include submodels) チェックボックスをオンにし、「サーチ先」(Look In) モデルのサブモデルをサーチします。
「サーチ」(Find Now) - 指定された規則でサーチを実行し、結果を「アイテムを検出」(items found) に表示します。サーチ結果リストに 1 つのアイテムだけがある場合は、そのアイテムが自動的にハイライトされます。1 つのアイテムだけを選択する場合は、リストからそのアイテムを選択し、 をクリックしてから選択ボックスに追加するか、アイテムをダブルクリックします。中マウスボタンをクリックして選択ボックスに追加し、ダイアログボックスを閉じることもできます。
 
*注記 カレントセッションで最後に使用したアイテムのサーチ規則が Creo Parametric によって記憶されています。同じセッションで再びサーチツールを開いた場合、クエリーを作成しなくても、「サーチ」(Find Now) を直接クリックすることで、最後に使用した規則でクエリーを実行できます。「オプション」(Options) メニューを使用して、この規則をクエリーとして保存することもできます。
「新規サーチ」(New Search) - 新たにサーチを開始します。
「オプション」(Options) - オプションを設定し、クエリーを構築して保存します。規則または規則セットに基づいて取得した構成部品を、「クエリーを保存」(Save query) を使用してレイヤーに保存します。新しいレイヤー名の指定を求めるプロンプトが表示され、レイヤーツリーに新しいレイヤーが作成されます。クエリーを構築するには、ANDOR のブール演算を使用した規則を組み合わせます。