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引数としての文字列のリレーションでの引き渡し
以下の機能を使用して、文字列を引数としてパスできます。
string_length() - パラメータの文字数を返します。たとえば、文字列パラメータ material の値を steel と定義する場合、単語 steel は 5 文字なので、string_length(material) は 5 になります。
rel_model_name() - カレントモデル名を返します。たとえば、現時点で A という名前の部品で作業している場合は、rel_model_name() は A になります。これをアセンブリのリレーションで使用するには、リレーションは次のようになります。
name = rel_model_name:2()
 
*注記 括弧 ( ) は空です。
rel_model_type() - カレントモデルタイプを返します。アセンブリモードで作業をしている場合、rel_model_type() はアセンブリとなります。
exists() - パラメータや寸法などのアイテムが存在するかどうかを評価します。これは、リレーションが評価されているモデル、あるいは、いかなるモデル、構成部品、サブモデル構成でも適用できます。
例 :
if exists("d5:20") - 実行時 ID 20 のモデルに d5 の寸法が存在するかどうかを確認します。
if exists ("par:fid_25:cid_12") - 構成部品 ID 12 のフィーチャー ID 25 がパラメータ par を持っているかどうかを確認します。
これで、大きなアセンブリの 1 つの部品だけに存在するパラメータに基づいた評価ができます。たとえば、大きなアセンブリ (水力系、空気系、電気系など) に複数のシステムがあっても、大部分のオブジェクトは、どのシステムにも属しません。
この場合にパラメータに基づく評価を行うには、システムに属するモデルに適切なパラメータを指定しなければなりません。たとえば、電気系のアイテムが BOM レポートテーブルの部品番号を使用する必要がある場合は、モデル名の代わりに、レポートパラメータ bom_name を作成し、次のリレーションを作成します。
ifexists("asm_mbr_cabling")
bom_name = part_no
else
bom_name = asm_mbr_name
endif