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コレクターについて
フィーチャーツールを使用しているときにモデルを操作すると、すべての選択は、そのツールの条件で制御されます。したがって、フィーチャーを作成するには、特定のタイプの必要なアイテムを特定の数だけ選択しなければなりません。Creo Parametric では、フィルタとコレクターを使用して、正しい選択の手順を示します。
アイテムを選択すると、これらのアイテムは (実際のジオメトリではなく) 参照として収集され、コレクターに置かれます。たとえば、モデル上のサーフェスを穴の 1 次配置参照として選択し、穴ツールをアクティブ化します。Creo Parametric によってツールが自動的に開始され、参照が収集されて、「1 次」(Primary) 配置コレクターに置かれます。ここで、「2 次参照」(Secondary references) コレクターを満たす (また、穴フィーチャーを拘束する) 2 次配置参照を選択する必要があります。この時点で基本的な穴の条件が満たされるので、ツールを終了して穴を作成できます。ただし、仕様に合わせて穴の設計を仕上げる必要があります。
したがって、コレクターは、フィーチャーツールに必要な選択済みの参照の格納場所として機能します。正しい選択を行うためにも役立ちます。
コレクターのタイプ
Creo Parametric では、次のタイプのコレクターを使用できます。
サマリーコレクター - 選択済みの必要な参照を示します。通常は、サマリーコレクターはダイアログバーの上にあり、常に選択頻度とタイプを示します。たとえば、2 つのサーフェスセットまたは 2 つのエッジと 1 つのカーブを選択すると、サマリーコレクターは 2 Surface Sets、または 3 Selected と示します。サマリーコレクターが常にその詳細コレクターと関連付けられていること、また、サマリーコレクターがないフィーチャーツールもあることに注意してください。
詳細コレクター - 選択済みの必要な参照に関する詳細な情報が含まれます。通常は、詳細コレクターはスライドアップパネルにあり、フィーチャー名、タイプ、値などの詳細な情報が常に含まれます。たとえば、モデル上のサーフェスを穴の 1 次配置参照として選択します。「配置」(Placement) スライドアップパネルの「1 次」(Primary) コレクターには Surf:F5(PROTRUSION) が含まれます。すべてのフィーチャーツールには詳細コレクターがあります。
 
*注記 コレクターは、フィーチャーツールをアクティブ化した場合にのみ有効になります。