ユーザー定義の BOM 出力フォーマットファイルについて
レポートのセクションの使用
BOM レポートには 2 つのセクションがあり、アセンブリまたはサブアセンブリ内の構成部品の内訳と、部品の概要が表示されます。BOM レポート用にユーザー定義のフォーマットを作成する場合は、レポートに表示するセクションのカスタムフォーマットを定義します。
レポートのセクションごとに、.titles および .row コマンドで列のタイトルと行の内容を設定します。次のコマンドを使用して、レポートのセクションを定義します。
• .breakdown - 内訳セクションの開始を設定します。
• .summary - 概要セクションの開始を設定します。
パラメータの表示
列のタイトルまたは行では、システムパラメータまたはユーザー定義パラメータを指定できます。システムパラメータには name、type、および quantity の 3 つがあります。システムパラメータには、名前の前に %$ が付加されます。たとえば、%$type のようになります。ユーザー定義パラメータには、名前の前に % が付加されます。たとえば、%price のようになります。パラメータ名の一部でないテキストは、ファイルに表示される場合と同じように、レポートに表示されます。「$%price」と入力した場合、レポートには $ を前に付加した price 属性の値が返されます (たとえば、$25)。
フォーマット指定子の使用
オプションのフォーマット指定子を使用すると、データのタイプとパラメータフィールドの幅を指定できます。フォーマット指定子は角括弧 ([ ]) で囲んで指定し、列を正確に整列するのに役立ちます。次のリストに、フォーマット指定子の例を示します。
• [4s] - 文字列 (テキスト) 変数のパラメータを、4 桁のフィールド幅で指定します。
• [3d] - 整数変数のパラメータを、3 桁のフィールド幅で指定します。
• [6.3f] - 浮動小数点変数のパラメータを指定します。フィールド幅の合計は 6 で、小数点以下を 3 桁で表します。
• [8.8s] - 文字列変数のパラメータを、8 桁のフィールド幅で指定します。文字列がこれより長い場合、8 文字を超える部分は切り捨てられます。このフォーマットを使用して、表のセルをすべて同じサイズに設定できます。
• [-6] - 文字列変数のパラメータを左詰めで指定します。マイナス記号は左詰めを表します。
英文字は省略可能です。英文字を省略した場合、フォーマットのタイプ (文字列、整数、または浮動小数点) は自動的に決定されます。
アイテムの合計の計算
特定のユーザー定義パラメータまたはシステムパラメータの quantity では、合計を計算できます。ユーザー定義パラメータの合計を計算するには、[%[$total(user defined parameter)]] のフォーマットを使用します。このフォーマットを .row コマンドで使用すると、その行のみで合計が計算されます。システムパラメータの quantity の合計を計算するには、[%[$total ($quantity)]] のフォーマットを使用します。