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バンドルについて
バンドルは、同じ位置を通る 1 つまたは複数のケーブル、ワイヤ、その他のバンドルを含む被覆フィーチャーです。バンドルは被覆スプールから作成されます。被覆スプールなしでバンドルを作成することもできます。独自の厚み、色、最小ベンド半径の各パラメータを持ちます。ケーブルまたはワイヤのリストでは、バンドル名にアスタリスクが付いています。分岐バンドルおよびバンドル直径の遷移については、後で説明します。
ケーブルをルーティングした後でバンドルに追加できます。バンドルの T 結合部から分岐するワイヤに被覆を付ける場合は、メインバンドルに沿って選択した位置に分岐バンドルを追加できます。次の図は、1 つの分岐バンドルがある 1 つのバンドルを示しています。
分岐バンドル
分岐バンドルを使用すると、ケーブルを被覆付き分岐のバンドルから外すことができます。次のいずれかの方法で、分岐位置を決めます。
オリジナルバンドル上の既存の位置を選択します。または、
ケーブルが 2 つの方向に分岐する場合は、ケーブルがオリジナルバンドルから分岐する両方の位置を選択し、その 2 つの位置の中間点を見つけます。
 
ルーティング前にバンドルを作成すれば、複数のケーブルを同時にルーティングするためのバンドルを作成する必要はありません。
バンドルされたワイヤの最小ベンド半径は、バンドル直径の半分の大きいほうか、バンドルの任意の構成部品の最大 min_bend_radius のいずれかです。
バンドル直径の遷移
ケーブルのみのグループ、ワイヤとケーブルのグループ、またはワイヤのみのグループをバンドルした場合に、グループ全体の直径を変更すると、バンドルの直径も変更されます。直径の変更に最も近い位置点を開始点として面取りが作成されます。面取りの長さは、大きい方の直径に対する比率 (%) で決定されます。デフォルトは 50% です。デフォルトの比率を変更するには、cable_bundle_transition_length コンフィギュレーションオプションを使用します。ケーブル位置の間に面取りを作成するために十分な長さがない場合、面取りは作成されません。面取りは、位置を削除するか、位置の間の距離を変更するか、あるいはバンドルからケーブルまたはワイヤを削除すると更新されます。バンドルの遷移は自動的に作成されます。ハーネスが大きい場合にパフォーマンス上の問題を回避するには、bundle_transition_create_methodmanual に設定します。遷移を作成するコマンドと削除するコマンドは、「バンドル」(Bundle) のコマンドとともにグループ化されています。