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ドラフトデータムの操作について
パラメトリックなスケッチャーモードでドラフトデータムを作成すると、作成したドラフトデータムと参照するエンティティはパラメトリック関係を保持します。
エンティティ上に作成したドラフトデータムの端にあるハンドルをドラッグして、ドラフトデータムを手動で調整できます。ただし、作成したドラフトデータムの頂点を使って、ドラフトデータムの端を手動で調整することはできません。
ドラフトデータムをドラフトセットデータムに変更しても、ドラフトデータムと参照するエンティティとのパラメトリック関係に影響はありません。
モデルエンティティを参照するドラフトデータムは、パラメトリックにスケッチされたドラフトエンティティとよく似ています。つまり、ドラフトデータムが参照するモデルエンティティのビューを移動、削除、または消去すると、ドラフトデータムも移動、削除、または消去されます。
同様に、ドラフトエンティティを参照するドラフトデータムも、パラメトリックにスケッチされたドラフトエンティティとよく似ています。つまり、ドラフトデータムが参照するドラフトエンティティを移動すると、ドラフトデータムも移動します。ただし、ドラフトエンティティを削除しても、ドラフトデータムは削除されません。
 
*注記 Pro/ENGINEER Wildfire 4.0 以前のリリースで作成したドラフトデータムは、参照するエンティティに対して非パラメトリックなままです。
ドラフトデータムとモデルデータムの引出線エルボウのデフォルト長を設定するには、詳細オプション leader_elbow_length を使用します。ただし、ドラフトセットデータムとモデルセットデータムの引出線エルボウのデフォルト長を設定するには、詳細オプション set_datum_leader_length を使用します。
詳細オプション set_datum_leader_length の値を変更すると、新規セットデータムの引出線には新しいデフォルト長が設定されます。これにより、その前に引出線の長さが調整されていない既存のセットデータムのすべての引出線の長さも変更されます。
セットデータムの引出線の長さを明示的に変更した場合、詳細オプション set_datum_leader_length の値はその引出線の長さに影響しません。