Creo Elements/Direct Drafting、または Modeling の Annotation モジュールで作成したネイティブ *.mi、*.bi、*.bdl 図面ファイルをインポートできます。*.mi、*.bi、*.bdl ファイルに含まれている 2D データが関連か非関連かに応じて、これらのファイルを関連図面または非関連図面としてインポートできます。*.mi ファイルと *.bi ファイルはそれぞれ ASCII フォーマットとバイナリフォーマットであり、*.bdl バンドルファイルには 2D データと 3D データが含まれています。*.bdl ファイルの 2D データは *.bdl ファイルを図面としてインポートしたときに抽出されます。

次の 2D データを *.mi、*.bi、*.bdl ファイルからインポートできます。

*.mi および *.bdl 図面ファイル内のアノテーションビューは Creo Parametric の 2D ビューにマッピングされます。Drafting パーツのジオメトリを含む Creo Elements/Direct のパーツはレイヤーとしてインポートされ、レイヤー名が保持されます。シンボルパーツはシンボルにマッピングされます。MI の標準色は Creo Parametric の標準色または同じ RGB 値のユーザー定義色としてインポートされます。MI ファイル内のレイヤーはインポート後も同じ名前で Creo Parametric レイヤーにマッピングされます。テキストはユニコード文字としてインポートされます。True type テキストフォントはインポートされます。複数行テキストは、単一の複数行注記として、または複数の単一行注記としてインポートされます。ハッチングはスケッチエンティティではなく、論理要素としてインポートされます。

「MI をインポート」(Import MI) ダイアログボックスで、*.mi、*.bi、*.bdl ファイルの Drafting データを選択的にフィルタできます。インポートのコンフィギュレーションオプションを明示的に設定するか、「MI をインポート」(Import MI) ダイアログボックスで対応するオプションを適切な値に設定できます。たとえば、寸法をインポートするには、コンフィギュレーションオプション intf2d_in_dim を as_is、as_sep_ent、as_symbol のいずれかの値に設定するか、「MI をインポート」(Import MI) ダイアログボックスで「寸法をインポート」(Import Dimensions) を「寸法として」(As Dimensions)、「別のエンティティとして」(As Separate Entities)、または「シンボルとして」(As Symbols) に設定します。「OK」をクリックすると、「MI をインポート」(Import MI) ダイアログボックスのインポート設定に対応するコンフィギュレーションオプションとその値が current_session.pro ファイルに保存されます。「MI をインポート」(Import MI) ダイアログボックスで実行時に変更したオプションだけが current_session.pro ファイルに保存されます。このファイルにはそのようなオプションと変更後の値だけが一覧されています。

mi_import.pro マッピングファイルに「MI をインポート」(Import MI) ダイアログボックスのインポート設定の組み合わせを保存するには、「マッピングを保存」(Save Mapping) をクリックします。このファイルはデフォルトでワーキングディレクトリに作成されます。コンフィギュレーションオプション intf2d_in_mi_mapping_file を使用して、mi_import.pro マッピングファイルに別のフォルダまたはディレクトリを指定できます。mi_import.pro ファイルが存在する場合、最新の設定に従って更新されます。次回に *.mi、*.bi、または *.bdl ファイルをインポートする際には、「MI をインポート」(Import MI) ダイアログボックスに、前回のインポートの設定に従って設定されたオプションが表示されます。mi_import.pro マッピングファイルの設定に基づいて、色、レイヤー、線種、ハッチング線のスタイル、テキストフォントをインポートできます。

「マッピングを保存」(Save Mapping) をクリックして mi_import.pro ファイルを明示的に作成しなかった場合、current_session.pro ファイルとほぼ同じ、セッション内一時マッピングファイルがワーキングディレクトリに自動的に作成されます。一時マッピングファイルに保存されたインポート設定が、セッション内の以降のインポートタスクで使用されます。

*.mi、*.bi、*.bdl ファイルのすべてのシートが自動的に選択されて、Creo Parametric に複数シート図面が作成されます。Ctrl キーを押しながら、インポートする任意の図面シートを選択できます。

インポートが完了した後、情報ウィンドウでインポートログファイルを確認できます。このログファイルには、コンフィギュレーションオプションとその値、インポートされたエンティティとレイヤーの番号、無視されたエンティティとそれらがインポートされなかった理由などの詳細情報が記録されています。