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レイヤーのインポートとエクスポートの制御について
Creo とほかの CAD システム (IGES、STEP、SET、VDA、CATIA、ニュートラルなど) との間でデータを転送中に、レイヤーおよびレイヤーエンティティのインポートとエクスポートを制御できます。
レイヤーのインポートまたはエクスポートステータスは、以下のいずれかの値に設定できます。
Blank - ブランクのレイヤーを非表示とマークします。非表示のレイヤーにあるエンティティは、インポートまたはエクスポートしたモデルまたはアセンブリ構成部品に表示されません。
 
*注記 DXF、DWG、または STEP ファイルへのエクスポートで非表示のレイヤーを含めるには、コンフィギュレーションオプション intf2d_out_blanked_layersyes に設定します。「DWG のエクスポート環境」(Export Environment for DWG) ダイアログボックスにある「非表示レイヤーをエクスポート」(Export Blanked Layers) チェックボックスをオンにすると、コンフィギュレーションオプション intf2d_out_blanked_layers のデフォルト値 no がオーバーライドされます。
Show - レイヤーをエンティティとともに表示します。エクスポートした、またはインポートしたモデルやアセンブリ構成部品で、レイヤーがエンティティとともに表示されます。
Ignore - 無視されるレイヤーをインポートまたはエクスポートしません。無視されるレイヤーは、インポートまたはエクスポートしたモデルやアセンブリ構成部品に存在しません。しかし、これらのレイヤーにあるジオメトリはインポートおよびエクスポートされます。ジオメトリにレイヤーが割り当てられないか、あるいはインポートまたはエクスポートしたモデルのジオメトリにデフォルトレイヤーが割り当てられます。
Skip - スキップされるレイヤーおよび関連付けられたジオメトリをインポートまたはエクスポートしません。
Associative Topology Bus (ATB) をサポートするフォーマットに属する部品モデルやアセンブリモデル (CATIA V4 および V5、NX、Creo Elements/Direct、SolidWorks など) をインポートする場合、レイヤーインポートステータスを設定するには、「新規モデルインポート」(Import New Model) または「ファイル」(File) ダイアログボックスでデフォルトでオンになっている「ATB を有効化」(Enable ATB) オプションをオフにする必要があります。「ATB を有効化」(Enable ATB) オプションをオフにすると、「新規モデルインポート」(Import New Model) ダイアログボックスに「レイヤーをカスタマイズ」(Customize layers) オプションが表示されます。「ATB を有効化」(Enable ATB) オプションをオフにすると、「ファイル」(File) ダイアログボックスに「レイヤーフィルタをカスタマイズ」(Customize layer filter) オプションが表示されます。「レイヤーをカスタマイズ」(Customize layers) または「レイヤーフィルタをカスタマイズ」(Customize layer filter) オプションをデフォルトのオンのままにした場合、「レイヤーインポートオプション」(Layer Import Options) ダイアログボックスが開きます。「レイヤーインポートオプション」(Layer Import Options) ダイアログボックスで、レイヤーを選択し、各レイヤーのインポートステータスを BlankSkip、または Ignore に設定することで、余分なデータを非表示にしたり除外したりできます。
多数のレイヤーを 1 つの設定で同じインポートステータスに設定するには、標準の Ctrl キーおよび Shift キー複数選択メカニズムを使用して、変更するすべてのレイヤーを選択します。必要なレイヤーを選択した後、選択したレイヤー (選択したレイヤーはハイライトされます) のいずれかのレイヤー表示ステータスを必要なステータスに変更します。これにより、選択したすべてのレイヤーのステータスが同じステータス設定に更新され、各レイヤーのステータスを個別に変更する必要がありません。