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テキスト参照の作成
図面要素に固定のテキストを付加するほかに、テキスト参照と呼ばれる可変テキストを付加することができます。テキスト参照とはテキストのインスタンスであり、テキスト参照タイプが割当てられています。ユーザがテキスト参照を指定すると、Creo Elements/Direct Annotation で正しい値が自動的に検索されて表示されます。
たとえば、修飾テキストを使用して、図面上にシート番号を直接入力できます。この代わりに参照テキスト DRAWING_NO を使用することにより、Creo Elements/Direct Annotation にシート番号を取得させて、正しいテキストを自動的に表示させることができます。
Creo Elements/Direct Annotation には、デフォルトの図面のタイトルブロックで使用される、次の定義済みテキスト参照が用意されています。
アクティブなシート番号。
既存のシート番号の最大値。
図面番号。
デフォルトのシート倍率。
テキスト参照はビュー、スケッチ、フレーム、またはシートに属する既存のテキストブロックに割当てられます。参照は図面に表示されます。この値は、「テキスト参照」ダイアログボックスでいつでも更新が可能です。
テキスト参照タイプは、関連した参照グループにまとめられて います。参照の更新は、アクティブなグループ内のすべてのテキスト参照に有効となります。テキスト参照タイプによって、元のテキストが置き換えられることに注意してください。
テキスト参照を作成するには
1. 「Annotation」をクリックしてから「注釈」グループで 「その他」をクリックします。
2. 「テキスト」セクションで 「テキスト参照」をクリックします。「テキスト参照」ダイアログボックスが開きます。
3. 「テキスト参照」ダイアログボックスで、「アクティブグループ」をクリックします。「グループ」テーブルが開きます。
4. 「グループ」テーブルでグループ名を選択して、割り当てるテキスト参照タイプを含んだグループを指定します。「適用」をクリックします。
5. 「割り当て」をクリックします。「テキスト参照タイプ」テーブルが開きます。
6. テーブル内の必要なテキスト参照タイプをクリックし、ハイライト します。
7. 参照を位置づける既存のテキストをクリックします。
8. 新たなテキスト参照タイプを続けて選択して位置づけるか、 をクリックして操作を終了します。
テキスト参照は、デフォルト設定、配置、参照線に関しては、テキストと同じと見なされます。テキスト参照値の外観は、通常の テキストと同様に、移動したり変更したりすることができます。
アクティブなグループを変更するには、次の操作を行います。
1. 「Annotation」をクリックしてから「注釈」グループで 「その他」をクリックします。
2. 「テキスト」セクションで 「テキスト参照」をクリックします。「テキスト参照」ダイアログボックスが開きます。
3. 「テキスト参照」ダイアログボックスで、「アクティブグループ」をクリックします。「グループ」テーブルが開きます。
4. 次のうちのどれか1つの方法で、必要なグループを指定します。
「アクティブグループ」データ入力フィールドにグループ名を入力します。
「グループ」テーブルのグループ名をクリックし、「適用」をクリックします (またはテーブルのエントリをダブルクリックします)。
グループ名が「アクティブグループ」ボックスに表示され、変更されるまでアクティブグループとなります。
「グループ」テーブルをフィルタするには
「グループ」テーブルには、共通のテキスト参照タイプの定義グループが一覧表示されます。特定のテキスト参照を割当てたり、既存の参照 を編集する前に、それが属するグループをアクティブにしなければなりません。
「グループ」テーブルには、「テキスト参照」ダイアログボックスの「アクティブグループ」をクリックしてアクセスします。テーブルには、Creo Elements/Direct Annotation が提供する 2 つのデフォルトグループ、Sheet_localSheet_global が含まれます。テーブルのエントリには「グループ」名と、適用される「範囲」が表示されます。たとえば、デフォルトグループの有効範囲は、LOCAL (アクティブなシートのみ) と GLOBAL (図面のすべてのシート) です。
グループは「グループ」テーブル内に、Creo Elements/Direct Annotation に登録された順に一覧表示されます。しかし、テーブルに何を表示させるかは、列データにフィルターを適用することで制御が可能です。
1. フィルタ処理を行う「グループ」または「範囲」の列見出しを右クリックします。
「列フィルタ」ダイアログボックスが表示されます。
2. 必要に応じてフィルタを設定します。
「グループ」テーブルに、フィルタ処理されたグループの一覧が表示されます。
フィルタを消去するには、「列フィルタ」ボックスの「リセット」または「テーブルの全フィルタをリセット」をクリックし、前述の指示に従います。
テキスト参照を更新するには
テキスト参照を更新すると、画面に現在の値が表示されます。更新操作はアクティブグループのすべてのテキスト参照タイプに有効となります。
1. 「テキスト参照」ダイアログボックスと「グループ」テーブルで、更新するテキスト参照のアクティブグループを指定します。
2. 「更新」をクリックします。
アクティブグループのすべてのテキスト参照が更新され、現在の値が表示されます。
テキスト参照のタイプ/値を表示するには
通常、参照の値が表示されますが、アクティブグループに属するすべてのテキスト参照を、定義された位置に表示させることが可能です。タイプは Group: Type として画面に表示されます。
1. 「テキスト参照」ダイアログボックスで、表示するテキスト参照タイプのアクティブグループを指定します。
2. 「タイプ表示」をクリックします。
アクティブグループのすべてのテキスト参照のタイプが表示されます。「値表示」に値を再度表示するか、「テキスト参照」ダイアログボックスを閉じます。
下図はテキスト参照タイプの例を示します。
下図はテキスト参照値の例を示します。
「テキスト参照タイプ」テーブル
アクティブグループのすべてのテキスト参照は、「テキスト参照タイプ」テーブルに表示されます。テーブルは、「テキスト参照」ダイアログボックスの「割り当て」をクリックして表示します。テーブルの 3 つの列は次の内容を示します。
タイプ
テキスト参照のタイプの名称
最後に更新されたテキスト参照タイプの値。表示される値は現在のものとは限りません。
ファンクション
更新後の値を決めるファンクション
「タイプ」名と「関数」は、テキスト参照グループの最初の定義により付加されます。
テーブルの「タイプ」列には、テキスト参照タイプが定義された順に一覧表示されます。ただし、列データにフィルタ処理を行うと、テーブルのエントリの表示を制限させることができます。
「テキスト参照タイプ」テーブルにフィルタ処理をするには、次の操作を行います。
1. 「タイプ」列見出しを右クリックします。
「列フィルタ」ダイアログボックスが表示されます。
2. 必要に応じてフィルタを設定します。
「テキスト参照タイプ」テーブルに、フィルタ処理されたタイプが一覧表示 されます。
フィルタを消去するには、「列フィルタ」ボックスの「リセット」または「テーブルの全フィルタをリセット」をクリックし、前述の指示に従います。
テキスト参照を削除するには
既存のテキスト参照タイプを図面から削除 (割当て解除) することができます。これにより、参照は最新の更新時の値に置き換えられます。
1. 「テキスト参照」ダイアログボックスで「割当て解除」をクリックします。
アクティブグループのテキスト参照タイプが図面に表示されます。
2. 画面のテキストをクリックし、割当てられた参照を削除します。
3. 削除するテキスト参照を続けてクリックするか、 をクリックして、操作を終了します。
削除した参照を再度割り当てるには、「テキスト参照」ダイアログボックスの「割り当て」コマンドを使用する必要があります。