Creo Elements/Direct Modeling の新機能
Modeling での選択のキャプチャと再使用
選択をキャプチャして再使用できるようになったことで、選択ワークフローのユーザビリティが向上しました。
ユーザインターフェイスの場所: 選択ミニツールバー (スペースキーを押します)。
リリース: Creo Elements/Direct Modeling 20.4.0.0。
この機能強化について説明するビデオをご覧ください。
この機能強化の利点は何ですか?
選択ワークフローのユーザビリティが向上しました。Modeling セッションでは、選択履歴リストに最大 20 回分の選択をキャプチャして、後で選択ミニツールバーからアクセスできます。最後にキャプチャされた選択がリストの先頭に配置されます。キャプチャされた選択の数がリストのエントリ数 (設定可能) を超えている場合、最も古いエントリが削除されます。
選択を手動でキャプチャするには、選択ミニツールバーから「現在の選択をキャプチャ」コマンドにアクセスします。頻繁に使用される一部のツールでは、1 次入力フィールドで行った選択が自動的にキャプチャされます。
キャプチャされた選択を再使用する際に、一部のアイテムが再選択可能でない場合、警告が表示されます。その場合、選択できないアイテムは選択リストから自動的に削除されます。モデルを修正することなく選択をキャプチャできます。
現在の選択をキャプチャ
最後の選択を繰り返し
追加情報
ヒント: | なし。 |
制限事項: | 既知の制限なし。 |
これは既存の機能に置き換わるものですか? | いいえ。 |
この機能に関連付けられている設定オプション: | 選択履歴リストのエントリ数を設定するには、 > を使用します。 |
図形の「選択したオブジェクトにズーム」
「選択したオブジェクトにズーム」の多数の機能が強化されてユーザビリティが向上しました。ロジックが強化され、選択が永続化されました。
ユーザインターフェイスの場所: コマンドミニツールバーとコンテキストメニュー。
リリース: Creo Elements/Direct Modeling 20.4.0.0。
この機能強化の利点は何ですか?
次の機能強化が行われました。
• 複雑な場面でのパーツとアセンブリのウィンドウズーム計算が向上しました。
• ウィンドウズームは、構成、コンポーネントインスタンス、選別インスタンスなどが関連するより複雑な場面で予想される結果により適しています。
• 軽量および部分的にロードされたパーツとアセンブリに図形表現がある場合、これらに対して「選択したオブジェクトにズーム」を使用可能になりました。
| 「選択したオブジェクトにズーム」は空のパーツやアセンブリには使用できません。 |
• 「選択したオブジェクトにズーム」を実行した場合、選択したコンポーネントは現在の選択リストに残り、選択ハイライトは表示されたままとなります。
追加情報
ヒント: | なし。 |
制限事項: | 選択したワークプレーンまたはワークプレーンセットでは、選択の永続はサポートされていません。 |
これは既存の機能に置き換わるものですか? | いいえ。 |
この機能に関連付けられている設定オプション: | なし。 |
簡略化モデルの関連付け
簡略化で新しい「簡略化モデルの関連付け」へのコマンドが使用可能になりました。
ユーザインターフェイスの場所: > の順にクリックします。
リリース: Creo Elements/Direct Modeling 20.4.0.0。
この機能強化について説明するビデオをご覧ください。
この機能強化の利点は何ですか?
(オーナアセンブリまたはパーツの外部にある) すべてのモデルを簡略化モデルとして既存の簡略化集合体に関連付けることが可能になりました。この機能によって必然的に現在の簡略化の概念が拡張され、簡略化モデルを "手動で" 作成して簡略化図形として使用することが可能になりました。そのシードは初回の簡略化実行に基づくこともできます。
以下のモデルを関連付けることができます。
• アセンブリレベルの簡略化集合体のパーツまたはアセンブリ。
• パーツレベルの簡略化集合体の単一パーツ。
| 更新の場合、図形の自動更新はできません。手動による再接続が必要です。 |
簡略化集合体をさらに柔軟に使用できるようになりました。外部ツールで作成されたか手動で作成または微調整した簡略化によって作成されたモデルを関連付けて管理できます。
簡略化モデルの関連付け
追加情報
ヒント: | なし。 |
制限事項: | 既知の制限なし。 |
これは既存の機能に置き換わるものですか? | いいえ。 |
この機能に関連付けられている設定オプション: | なし。 |
Creo マルチボディ部品のインポートの強化
Creo Elements/Direct Modeling への Creo マルチボディ部品のインポートが強化され、転送中にボディ関連の設計情報が維持されるようになりました。
ユーザインターフェイスの場所: > 。
リリース: Creo Elements/Direct Modeling 20.4.0.0。
この機能強化の利点は何ですか?
転送には以下のものが含まれます。
• ボディの部品名の拡張子 ".BDY"。
• ボディの色の転送。
• 作図ボディとしてマークされているインポートされたボディの専用処理。
インポート時に作図ボディを含めるか除外するかを制御できるようになりました。作図ボディがインポートに含まれている場合、Construction というコンテナオブジェクトが Creo Elements/Direct アセンブリ構造内に作成され、ソース内の作図ボディを表すパーツがこの専用コンテナの下に作成されます。このプロセスによって、最終 (製造) パーツとパーツの質量特性にどの図形が実際に寄与しているかがより正確に反映されます。
| 作図ボディの処理は "真" のマルチボディ部品 (2 つ以上のボディを含む部品) に対してのみ実行されます。 |
マルチボディ部品のインポート
追加情報
ヒント: | なし。 |
制限事項: | 既知の制限なし。 |
これは既存の機能に置き換わるものですか? | いいえ。 |
この機能に関連付けられている設定オプション: | なし。 |
パフォーマンスの向上
新しい「モデルを中心でロード」と「簡略点フィードバック」オプションによって、特定のワークフローで発生する可能性がある顕著な遅延をなくすことでパフォーマンスが向上します。
ユーザインターフェイスの場所:
• > > > 。
• コンテキストメニューの > 。
リリース: Creo Elements/Direct Modeling 20.4.0.0。
この機能強化の利点は何ですか?
• 最近のリリースで "ロード後に配置" ワークフローに新しい動作が導入され、ロード後の初期配置は、セッションにすでに存在するパーツとアセンブリから少し離れた手前のビュー中央になるように計算されていました。ロードされたモデルの表示が最適化されて、ほかのパーツから遠く離れたりほかのパーツに埋もれたりすることがなくなりましたが、大規模なアセンブリでは遅延時間が生じることがあります。新しい「モデルを中心でロード」オプションを使用して、この最適化を実行するかスキップするかを設定できます。
• 点選択では、図形にカーソルを合わせたり幾何エンティティにスナップしたりしたときの「簡略点フィードバック」を選択可能になりました。これにより、プレビューやスナップの計算で多数の幾何エンティティを考慮する必要がある状況でパフォーマンスが向上します。
追加情報
ヒント: | なし。 |
制限事項: | 既知の制限なし。 |
これは既存の機能に置き換わるものですか? | いいえ。 |
この機能に関連付けられている設定オプション: | なし。 |