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K 係数
曲がった板金パーツで長さが変わらない平面を "中立面" といいます。中立面の両側では長さの伸縮が起こります。
この中立面の位置は、材料の厚み ("T") を基準とし、"K 係数" というパラメータで表されます。ANSI (American National Standard Institute) はこの K 係数を "T" を基準とする中立面のオフセットと定義し、DIN は K 係数を "T/2" を基準とする中立面のオフセットと定義しています。
これらの規定を次の図に示します。
Creo Elements/Direct Modeling で板金パーツを操作するときは、K 係数を指定する必要があります。
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Creo Elements/Direct Modeling では、ANSI 定義の K 係数を使用しています。
K 係数を変更するには (Annotation モジュールのアクティブ化が必要)
1. 「Annotation」をクリックしてから「設定」グループで 「従属ビュー」の隣の矢印をクリックします。
2. 「展開図の作成」をクリックします。「展開ビュー」ダイアログボックスが開きます。
基本の Creo Elements/Direct Sheet Metal コンテキストでは、K 係数は永続データです。「展開ビュー」ダイアログボックス (Annotation の下)、「折曲げ/展開」ダイアログボックス (「シート」タブの「シート編集」の下)、または「パーツ展開」ダイアログボックス (「シート」タブの「パーツ」グループの下) のいずれかで K 係数の値を変更すると、3 つのすべてのダイアログボックスで変更が行われます。