ファイルの保存とロード > Granite のインポートオプション
  
Granite のインポートオプション
Creo Elements/Direct Modeling により、選択した部品 (*.prt) またはアセンブリ (*.asm) を Creo Parametric からインポートできます。パーツやアセンブリを Granite から GRANITE ネイティブ (*.g) 形式でインポートすることもできます。
Creo Parametric の部品とアセンブリにはファミリーテーブルが含まれている可能性があります。ファミリーテーブルは部品、アセンブリ、またはフィーチャーの集まりです。これらは本質的に類似していますが、サイズや詳細フィーチャーなど、1 つまたは 2 つの面においてわずかに異なります。ファミリーテーブルは、ベースモデルまたはジェネリックモデル、およびそのインスタンスから構成されます。ファミリーテーブル情報は、ジェネリックファイルおよびインスタンスアクセラレータファイルに保存されます。ジェネリックファイルには、部品またはアセンブリのジェネリックバージョンが含まれ、インスタンスアクセラレータファイルには部品またはアセンブリの特定のインスタンスが含まれます。インスタンスアクセラレータファイルの部品インスタンスには .xpr 拡張子が付き、アセンブリインスタンスには .xas 拡張子が付きます。
* 
インポート中に 1 つ以上のインスタンスアクセラレータファイルがない場合、対応するジェネリックインスタンスがロードされます。Creo の「バックアップを保存」コマンドを使用して、必要なアクセラレータファイルを作成できます。
Creo Parametric からのマルチボディ部品を Creo Elements/Direct Modeling のアセンブリとしてインポートすることもできます。
すべてのボディとサブレベルのマルチボディ部品がインポートされます。
ボディはパーツとしてインポートされ、Creo Elements/Direct Modeling アセンブリでパーツ名が割り当てられます。
マルチボディ部品の場合、FILENAME_PRT という名前のサブアセンブリが Creo Elements/Direct Modeling で作成されます。ここで、FILENAME は PRT ファイルの名前です。Creo Parametric ボディにデフォルトのボディ名 BODY 1 が付いている場合、Creo Elements/Direct Modeling でのそのパーツ名は BODY_1.BDY になります。
* 
ボディ名のスペースは "_" に置き換えられます。
ボディの色がパーツに割り当てられ、面の色が面に割り当てられます。面の色の方が優先順位が高くなります。ボディの色が指定されていない場合、Creo Parametric 部品の色が割り当てられます。
マルチボディ部品がアセンブリに含まれている場合、FILENAME という名前のサブアセンブリとして Creo Elements/Direct Modeling にインポートされます。ここで、FILENAME は PRT ファイルの名前です。
Creo Parametric でボディ名が更新されると、更新されたボディがインポートされます。Creo Elements/Direct Modeling でのパーツ名は EDITEDNAME.BDY です。ここで、EDITEDNAME はユーザ定義の更新された名前です。
Creo Parametric または Granite ネイティブ形式をインポートするには
1. メインメニューで「ファイル」 > 「開く」の順にクリックします。「ロード」ダイアログボックスが開きます。
2. 「ファイルタイプ」で、「Creo Parametric/Direct (*.prt*;*.asm*;*.g*;*.g.zip;*.xpr;*.xas*)」を選択します。
* 
これで、Creo Elements/Direct Modeling で任意の *.g 圧縮ファイルを直接開くことができます。Creo Elements/Direct Modeling で、自動的にトップアセンブリが開きます。
3. 「オプション」をクリックして、「Creo Parametric/Direct 読み取り」ダイアログボックスで「キルト」「ワイヤフレーム」「不可視パーツ」「3D Annotation」「ブレンド認識」、または「統計」を選択します。
Creo Parametric 作図ボディをインポートするには、「下書きボディ」チェックボックスをオンにします。各部品またはアセンブリの作図ボディはすべて、Creo Elements/Direct Modeling では別個の下書きコンテナ (そのパーツまたはアセンブリの下) でグループ化されます。
* 
Creo Parametric の部品またはアセンブリに作図ボディのみが含まれている場合、「下書きボディ」チェックボックスがオフになっているとその部品またはアセンブリはインポートされません。
Creo Parametric キルトをインポートするには、「キルト」をオンにします。キルトは、Creo Parametric のソリッドでないモデルを表現するのに使用されます。たとえば、面パーツまたはサーフェイス集合体などです。Creo Elements/Direct Modeling では、インポートされた各パーツまたはアセンブリのキルトはすべて「キルト」コンテナ (そのパーツまたはアセンブリの下) でグループ化されます。
Creo Parametric データム曲線をインポートするには、「ワイヤフレーム」をオンにします。データム曲線は、1 つの曲線からなるパーツ (ワイヤで表示された曲線) です。Creo Elements/Direct Modeling では、インポートされた各パーツまたはアセンブリのデータム曲線はすべて「ワイヤ」コンテナ (そのパーツまたはアセンブリの下) でグループ化されます。
* 
キルトまたはワイヤフレームをインポートするときに、アセンブリレベルのキルトおよびワイヤフレームジオメトリがインポートされ、それぞれ「キルト」または「ワイヤフレーム」コンテナにグループ化されます。コンテナの名前は親アセンブリと同じになります。
「不可視パーツ」をクリックして、非表示のレイヤにあるパーツをインポートします。レイヤは、Granite パーツファイルに保存される項目で、さまざまな項目を 1 つにまとめます。
「3D Annotation」をクリックして、Creo Parametric の 3D Annotation をインポートします。
デフォルトで、ブレンド認識はオンになっています。Creo Elements/Direct Modeling は自動的にブレンドを検出、認識して、それらを修正できるようにします。
複数のスプラインサーフェイスを 1 つのサーフェイスに結合するには、「スプラインサーフェイスを結合」をオンにします。
* 
「スプラインサーフェイスを結合」をオフにした場合、Creo Elements/Direct Modeling で、すべてのスプラインサーフェイスが結合されずに個別にインポートされます。
パーツまたはコンポーネントが削除されたか不明である Creo Parametric アセンブリ (*.asm ファイル) をインポートするには、「不明なモデルを無視」をオンにします。Creo Elements/Direct Modeling で、不明なパーツに関する警告が表示されます。
デフォルトでは、Creo Elements/Direct Modeling で、パーツまたはコンポーネントが削除されたか不明な Creo Parametric アセンブリはインポートされません。
「統計」をクリックして、インポートした情報についての統計情報が入ったログファイルを開きます。
4. ファイルを配置するパスを選択します。
5. 「ファイル名」でファイルの名前を選択するか入力します。
6. 「ロード」をクリックします。
例: Creo Parametric からインポートされたモデル
次の例に、2 つのソリッドパーツ (A と B) を含む Creo Parametric からインポートされたアセンブリを示します。Creo Parametric で、パーツ A には 8 つの接続されたコンポーネントがあります。パーツ A は、A. PRT.1、A. PRT.2、A. PRT.3、といった名前の 8 つのパーツとともに A.PRT という名前のアセンブリとして Creo Elements/Direct Modeling にインポートされます。Creo Parametric で単体の B. PRT パーツは、B.PRT としてインポートされます。
制限事項
Pro/ENGINEER Wildfire 2.0 およびそれ以降から Creo Parametric 5.0 までで作成されたパーツ (*.prt) またはアセンブリ (*.asm) をインポートできます。Pro/ENGINEER Wildfire 2.0 よりも前のバージョンで作成されたパーツまたはアセンブリはインポートできません。それよりも古いバージョンで作成されたパーツやアセンブリをインポートするには、パーツやアセンブリを最新バージョンの Creo Parametric で再作成してから、再作成したパーツやアセンブリをインポートします。