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フィジカルシミュレーション
「ダイナミック配置」メニューの「フィジカル」オプションを使用して、アセンブリ内でのパーツの移動の様子やその他のパーツとのリレーションを解析します。このオプションは、移動中のパーツや衝突するパーツのダイナミックでフィジカルな動作をシミュレーションします。
Creo Elements/Direct Modeling の「フィジカル」オプションは、実際と同様に動作します。パーツは貫通して移動できないその他のパーツで決まる空間により、動きに制約を受けます。ドラッグしたパーツの動きは、パーツに力がかかった結果生じます。ドラッグしたパーツが衝突するパーツも、パーツの運動に影響を与えます。ドラッグしたパーツに衝突されたパーツも応力を受け、空間で固定されていない場合、移動したり回転したりします。このため、拘束下にあるモデルの変化は、各パーツの自由度とパーツの相互衝突のしかたによって決まります。
「フィジカル」オプションを使用して、アクティブなリレーションセットを複数のリレーションを含むアセンブリの実時間運動として表示できます。リレーションを作成することで参照パーツの自由度が小さくなり、フィジカルシミュレーションのパフォーマンスが向上します。リレーションセットを含むフィジカルシミュレーションオプションを使用して、シミュレーション中に参照間のリレーションを変更する必要のある新しいクラスのメカニズムを解析します。たとえば、スロットの中を移動するピンがある場合、カムのリレーションを使用してこの動きをデモンストレーションできます。ただし、ピンが常に面のいずれかに接触しているのではない場合、またはピンの面への接触部分が変化する場合 (上面と底面など)、この動きはフィジカルシミュレーションでデモンストレーションできます。
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リレーションセットを操作する際には、「フィジカル」で「リレーションの更新」をオンにする必要があります。
「フィジカル」オプションを使用して、モデルのパーツが意図したとおりに運動するかどうかを解析します。パーツが停止し、ほかのダイナミック方式のいずれでも動かない場合、モデルは基準を満たしておらず、目的に合うよう設計を変更する必要があります。「フィジカル」配置オプションは、パーツの正確な位置決めには向きません。このオプションではなく、「配置」ダイアログまたは「ダイナミック配置」ダイアログのその他のオプションを使用してください。
「3D コパイロット設定」メニューの「フィジカル」オプションを設定して、選択したパーツとその他のパーツの動作を指定します。
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「フィジカル」オプションを使用するには、Advanced Assembly モジュールをアクティブ化する必要があります。