ファイルの保存とロード > ほかの CAD システムのデータの処理 > エクスポートに対応している要素と属性
  
エクスポートに対応している要素と属性
以下の表は、他の CAD システムへのエクスポートに対応している要素と属性を示しています。
アセンブリ構造
共有パーツ
座標系
3D 注記
要素の属性 (色、透過性、密度)
CATIA V4
対応 (詳細/同じ)
対応 (詳細/同じ)
対応
対応
パーツ (ベースとインスタンス)、面、稜線
Creo Parametric
対応
対応
対応
対応
アセンブリ、コンテナ、パーツ (ベースとインスタンス)、面、稜線
* 
Creo Elements/Direct から Creo Parametric:
質量、体積、および密度属性もエクスポートされます。
.pkg および .SD ファイルを .neu ファイルとして保存すると、そのインスタンスおよびモデル名は属性としてエクスポートされます。
Sheet Metal パーツの場合は、その厚さおよび材質属性もエクスポートされます。
I-DEAS
対応
対応
対応
対応
面、稜線
Unigraphics
対応
対応
対応
対応
パーツ (ベースとインスタンス)、面、稜線
Unigraphics Parasolid
対応
対応
機能しない
機能しない
SolidWorks Parasolid
対応
対応
機能しない
機能しない
SolidEdge Parasolid
対応
対応
機能しない
機能しない
Autodesk Inventor
対応
対応
機能しない
機能しない
パーツ、面、稜線
SAT
機能しない
機能しない
機能しない
機能しない
パーツ (ベース)、面、稜線
STEP AP214/AP203
対応
対応
機能しない
対応
パーツ (ベース)、面、稜線
IGES
対応
対応
機能しない
機能しない
パーツ (ベース)、面、稜線
XVL
対応
対応
機能しない
連続線 (ストローク) として対応
対応
IsoDraw
対応
対応
機能しない
機能しない
モデルの形状と色
Creo View MCAD
対応
対応
機能しない
対応
パーツ (ベースとインスタンス)、面
Granite
対応
対応
機能しない
対応
パーツ (ベースとインスタンス)、面
選別インスタンスの処理
選別インスタンスは Creo Elements/Direct Modeling に特有のもので、通常はその他の CAD システムではサポートされていません。エクスポートされたモデルで選別インスタンスを保持するには、Creo Elements/Direct Modeling のアセンブリ構造を修正する必要があります。
IGES またはネイティブのフォーマットにエクスポートする場合は、パーツおよびアセンブリの共有を無効にし、排他的な図形で共有パーツを作成し直します。これは、Creo Elements/Direct Modeling のコマンド入力行に LISP 関数の enable-sharing-on-export と引数の nil を入力することで可能になります。
対象の選別インスタンスの 2 つのインスタンスが書き出され、隠されていたデフォルトインスタンスが受信システムにもエクスポートされます。
STEP にエクスポートすると、選別インスタンスがある場合を除き、共有パーツは保持されます。Creo Elements/Direct Modeling のアセンブリが一時的に修正されますが、エクスポート終了後にモデルの元の状態が復元されます。エクスポートされる STEP モデルには、共有を伴う標準のアセンブリが含まれますが、選別インスタンスは含まれません。モデルのサイズは増加します。
特定の CAD フォーマットに関する制限事項
I-DEAS
ワイヤフレームのインポートは、モデルの場合のみサポートされ、I-DEAS エクスポートトランスレータの IDI 以外の形式で書き出されます。
3D 寸法と GD&T データのモデル参照は、I-DEAS トランスレータの IDI 以外の形式で使用できます。
GD&T データのインポートは、実際のモデル参照でのみサポートされています。したがって、IDI 以外の形式に限ります。
SAT
図形要素には変換の概念が適用されません。
Creo View MCAD
Creo View MCAD へのエクスポート時には、次のような構造的な違いが表れることがあります。
ワークプレーンセットはエクスポートされません。
単純化されたパーツまたはアセンブリは、通常のパーツまたはアセンブリとしてエクスポートされます。
コンテナは、アセンブリとしてエクスポートされます。
(*.pvz ファイルとして) エクスポートされた各ドックプレーンは、Creo View MCAD で作成された対応するビュー状態とマッピングされます。ビュー状態の名前は、ドックプレーンセットの名前の接頭辞とエクスポートされたドックプレーンの名前を組み合わせたものです。
* 
Creo Elements/Direct Modeling の Annotation を含むエクスポートされたドックプレーンのそれぞれに、Creo View MCAD でドックプレーンと同じ名前のレイヤが作成されます。このレイヤには、エクスポートされたドックプレーンのすべての Annotation が含まれます。
Creo View MCAD での Annotation の表示は、レイヤを表示するかどうかで制御されます。対応するドックプレーンのすべての Annotation を表示するレイヤを選択します。Annotation がすべてのテキストを含めて Creo View MCAD で正しく表示されます。
自由レイヤ ("デフォルトビュー" ビュー状態の下) が Creo View MCAD で作成されます。これには、Creo Elements /Direct Modeling のどのドックプレーンにも属さないすべてのフリー Annotation が含まれます。デフォルトで、このレイヤはすべてのビューでアクティブです。
2D 図形のある Creo Elements/Direct ワークプレーンは、3D ワイヤボディを持つパーツとしてエクスポートされます。
* 
Creo View MCAD の色の優先順位は Creo Elements/Direct Modeling とは異なります。Creo Elements/Direct Modeling では面の色の優先順位が最も高く、Creo View MCAD ではパーツインスタンスの色の優先順位が最も高くなっています。
Granite
ワークプレーンおよびワークプレーンセットはエクスポートされません。
座標系はエクスポートされません。
(ニュートラルファイルとして) エクスポートされた各ドックプレーンは、Creo Parametric で作成された対応する組み合わせ状態とマッピングされます。組み合わせ状態の名前は、エクスポートされたドックプレーンの名前と同じです。
* 
Creo Parametric の組み合わせ状態には、対応する Creo Elements/Direct Modeling のドックプレーンのビューの方向と Annotation が含まれます。
Creo Parametric では、ALL_IMPORTED_ANNOTATIONS という名前のアクティブな組み合わせ状態が新しく作成されます。これにはモデルの Annotation が含まれます。たとえば、パーツ P1 の組み合わせ状態 ALL_IMPORTED_ANNOTATIONS には、P1 のすべての Annotation が含まれます。
FREE (パーツ名_FREE) という名前の組み合わせ状態が Creo Parametric で作成されます。これには、Creo Elements/Direct Modeling のどのドックプレーンにも属さないすべてのフリー Annotation が含まれます。たとえば、パーツ P1 の組み合わせ状態 P1_FREE には、P1 のすべてのフリー Annotation が含まれます。
単純化されたパーツまたはアセンブリは、通常のパーツまたはアセンブリとしてエクスポートされます。
パーツの下のコンテナはエクスポートされません。