PDF 生成用の電子すかし
Creo Elements/Direct Annotation の図面の PDF を生成するときは、以下の 3 つのマクロを使用して電子すかしを有効にできます。
Awmc_set_watermark_file
Awmc_i_load_watermark_file
Awmc_i_delete_watermark
出荷時のマクロは、大部分の組織や企業における基本的なニーズに対応するように設計されています。必要に応じて、各組織や企業に固有のニーズに合わせてマクロをカスタマイズできます。
Awmc_set_watermark_file
マクロ
(oli::sd-execute-annotator-command :cmd "Awmc_set_watermark_file '<path>/<watermarkfile>'")
では、Creo Elements/Direct Modeling 用の基本的な電子すかしファイルを定義します。電子すかしファイルは、.mi フォーマットでなければなりません。
基本的な電子すかしファイルは、枠がない、または、枠はあっても特定の電子すかしファイルを持たないシートに対して使用します。
Awmc_i_load_watermark_file
マクロ Awmc_i_load_watermark_file は、PDF ファイルの生成直前に呼び出されます。マクロは図面内のすべてのシートを調べ、現在の枠に関してそれぞれのシートをチェックします。
枠が見つかった場合は、枠フォーマットを抽出し、「watermark」という名前の子パーツとして、ファイル <path>/<NameWatermarkFile><FrameFormat><.mi> をロードします。電子すかしファイルは、枠と同一のオフセットでロードされます。
枠が検出されなかった場合や、枠用の特定の電子すかしがない場合は、基本的な電子すかしファイルが使用されます。
たとえば、基本的な電子すかしファイルの名前は watermark.mi となり、A3 用の電子すかしファイルの名前は watermarkA3.mi となります。
「watermark」という名前のパーツがすでに存在する場合は、このマクロによる電子すかしファイルのロードは実行されません。
Awmc_i_delete_watermark
マクロ Awmc_i_delete_watermark は、PDF ファイルの生成後に呼び出されます。このマクロは、Awmc_i_load_watermark_file によって追加された電子すかしの子パーツをすべて削除します。
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