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ほかのデータベースからの .pkg ファイルの保存
パートナー企業から、複数のモデルが含まれた単一のパッケージファイルが送られてくる場合があります。パートナー企業が Creo Elements/Direct Model Manager を使用している場合は、そのパートナー企業のデータベースから、ELID やその他のメタデータがパッケージファイルに追加されています。ご使用のデータベースとパートナー企業のデータベースとの間で、使用されている属性が異なる、あるいはデータ辞書が異なる、などの理由により、従来は、ご使用のデータベースにこれらのモデルを保存する際に、数多くのエラーメッセージが表示されていました。一部のケースにおいては、形状や重みといった、外部属性のデータ値を保持することが必要な場合もあります。
Creo Elements/Direct Model Manager では、ご使用の環境に対して、ほかの属性をそのままの状態で保持しつつ ELID フィールドのみを自動的にクリアするよう設定したり、外部属性のデータ値をすべてクリアしてモデルを完全に新規のものとして扱うよう設定したりできます。各属性に対して実行する処理の内容を、属性ベースで設定することはできません。
mm_customize ファイルの設定を使用して、すべてのデータベース情報を削除する、または ELID のみをクリアすることができます。
ELID がクリアされると直ちに、データベース情報は外部のものとしては認識されなくなります。
mm_customize ファイル
この mm_customize ファイルは C:\Program Files\PTC\Creo Elements\Direct Modeling 20.7\personality\sd_customize\ModelManager にあります。
値 "t" は、コマンドが有効であることを示します。値 "nil" で、コマンドは無効になります。
保存
保存時に外部データベース情報をすべて削除するか、または ELID のみをクリアするかを指定できます。
保存時に外部データベースの情報をすべて削除するには、以下のように設定します。
(modelmanager::invalidate-elid-only nil)
保存時に ELID のみをクリアするには、以下のように設定します。
(modelmanager::invalidate-elid-only t)
機能
(defun db-aip-ui::custom-invalidate-db-attributes (sel-item))
が呼び出されます。他に属性をクリアする必要がある場合は、この機能に上書きできます。
ステータスの更新
ステータスの更新要求によっても、モデルに外部データベース情報があることを認識できます。
ステータスの更新要求時に ELID をクリアするには、以下のように設定します。
(modelmanager::invalidate-elid-only t)
ステータスの更新要求時に外部データベース情報をクリアしないようにするは、以下のように設定します。
(modelmanager::invalidate-elid-only nil)
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