XML 文書の例
以下に、ある本について表した非常に簡単な XML 文書を示します。
<?xml version="1.0" encoding="US-ASCII"?>
<book>
<title>The Fellowship of the Ring</title>
<author>J.R.R. Tolkien</author>
<copyright>1954 by J.R.R. Tolkien</copyright>
<text>The book’s content would go here.</text>
</book>
ご覧のように、XML データは、タグを使用した階層構造 (ネストされた) 形式で構成されています。タグはネストされ、データの関係を示しています (タイトル、著者、著作権、およびテキストのすべてがこの本に含まれます)。
XML 文書であることを宣言、および XML バージョンを宣言している最初の行は、必須の行です。現在、使用が推奨されているのは バージョン 1.0 のみですが、バージョン 1.1 もW3 による推奨の候補となっています。ほとんどの XML 実装では、バージョン 1.0 が使用されています。バージョン 1.0 が正式リリースで、バージョン 1.1 はリリース候補であると考えて差し支えありません。エンコード属性はオプションです。
次の行では、文書の最初の要素を宣言します (これはルート要素と呼ばれます)。1 つの XML 文書が持つことのできるルート要素は 1 つだけです。
文書の残りの行には、ルート要素にネストされた子要素が含まれます。この例では、子要素にはデータのみが含まれていますが、子要素の中に子要素を含めることも可能です。
文書内のスペースおよびタブは無視されます。字下げを使用すると XML 文書が読みやすくなるほか、タグ間の関係が視覚的に表現されます。
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