トラブルシューティング
以下の表は、TaskAgent に含まれるコンポーネント、およびその設定ファイルとロギング情報の一覧です。
コンポーネント
タイプ
説明
Service Controller
Windows サービス
TransactionListenerProcessor.exeJobScheduleProcessor.exe を制御します。
システム起動時に自動的に起動されます。
TransactionListenerProcessor
実行形式ファイル
登録済みの TransactionListeners にトランザクションイベントを通知します。
CreoServiceController.exe によって起動および停止されます。
JobScheduleProcessor
実行形式ファイル
JobSchedule (Task) キューおよび JobSpooler のジョブキューを定期的にチェックします。新しいジョブを JobSpooler に送信し、JobSpooler 上で完了したジョブの結果を処理します。
CreoServiceController.exe によって起動および停止されます。
JobSpooler
Windows サービス
JobScheduleProcessor からジョブを受信し、使用可能な JobServer に配布します。
システム起動時に自動的に起動されます。
JobServer
Windows サービス
選択したアプリケーション (Creo Elements/Direct Modeling または Creo Elements/Direct Drafting) を使用してジョブを実行します。
システム起動時に自動的に起動されます。
コンポーネント
設定ファイル
Service Controller
<Creo Elements/Direct Manager Server>\ServiceControllerConfig.xml
または
<Creo Elements/Direct Manager Server>\CustomServiceControllerConfig.xml
TransactionListenerProcessor
<Creo Elements/Direct Manager Server>\ServiceControllerConfig.xml
または
<Creo Elements/Direct Manager Server>\CustomServiceControllerConfig.xml
JobScheduleProcessor
<Creo Elements/Direct Manager Server>\ServiceControllerConfig.xml
または
<Creo Elements/Direct Manager Server>\CustomServiceControllerConfig.xml
JobSpooler
<Creo Elements/Direct Manager Server>\JobSpoolerServer\JobSpoolerConfiguration.<version>.xml
再設定には ConfigureJobSpooler.exe ツールを使用します。
JobServer
<Job Server installation>\JobServerConfiguration.<version>.xml
再設定には ConfigureJobServer.exe ツールを使用します。
コンポーネント
ロギング
Service Controller
<Creo Elements/Direct Manager Server>\logs\ServiceController.log
TransactionListenerProcessor
<Creo Elements/Direct Manager Server>\logs\TransactionListenerProcessor.log
CustomServiceControllerConfig.xml でデバッグレベル (LogLevel) を設定します。
JobScheduleProcessor
設定チェック結果 -
<Creo Elements/Direct Manager Server>\logs\JobScheduleProcessorConfig.log
実行時情報 -
<Creo Elements/Direct Manager Server>\logs\JobScheduleProcessorService.log
CustomServiceControllerConfig.xml でデバッグレベル (LogLevel) を設定します。
JobSpooler
「Windows イベントログ」 > 「Creo Elements/Direct」
JobSpoolerConfiguration.<version>.xml でデバッグレベルを設定します。
JobServer
「Windows イベントログ」 > 「Creo Elements/Direct」
JobServerConfiguration.<version>.xml でデバッグレベルを設定します。
一般的な問題
マクロまたは LISP ファイルのカスタマイズが機能していないように見える
Creo Elements/Direct Drafting マクロまたは Creo Elements/Direct Modeling LISP ファイルの処理中に発生する問題は、ジョブのログファイルを使用して分析できます。ログファイルにアクセスするには、以下を実行します。
<Manager Server>\JobSpoolerServer\JobSpoolerConfiguration.<version>.xml を編集します。
<KeepJobData>true</KeepJobData> を設定します。
Job Spooler を再起動します (「スタート」 > 「コントロールパネル」 > 「管理ツール」 > 「サービス」 > 「Creo Elements Direct JobSpooler」)。
ジョブを再度実行します。
JobSpooler のデータディレクトリ <Manager Server>\JobSpoolerData\JobSpooler Files に、ログファイル <job id>\job.log が作成されます。
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本番環境では、<KeepJobData> タグを true に設定しないでください。ジョブファイルが削除されなくなり、サーバのディスクが一杯になります。
新しいジョブタイプが見つからない、または実行されない
無効な設定ファイル、または Java コードの欠落によって生じることがあります。
症状
実行可能な解決策
設定ファイルは有効な XML 文書ですか?
JobScheduleProcessorConfig.log をチェックします。起動時に JobScheduleProcessor が jobconfig にあるすべての設定ファイルを読み込み、チェックします。ログファイルには、設定ファイルで発見された問題に関する情報が格納されます。
新しいジョブタイプは一意ですか?
上記を参照してください。
新しいジョブタイプは有効なサブタイプですか?
Creo Elements/Direct Modeling サーバが実行するジョブは、modeling.<conversion type> という形式のタイプを持っている必要があります (Creo Elements/Direct Drafting ジョブの場合は drafting.<type>)。
それ以外の場合、JobSpooler はジョブをサーバに割り当てることができず、ジョブを受け入れません。このジョブは、"Ready" 状態のままになります。
新しいジョブタイプを生成する最も簡単な方法は、既存のジョブタイプから派生させることです。たとえば、3D 出力フォーマットのカスタムセットを生成するため、既存のタイプ modeling.conversion からタイプ modeling.conversion.myformats を派生させることができます。
新しい設定ファイルの配布後に Service Controller を再起動しましたか?
JobScheduleProcessorConfig.log をチェックします。
新しいジョブタイプがリストされているはずです。
カスタムJava コードを正しく配布しましたか?
JobScheduleProcessorConfig.log をチェックします。
新しいジョブタイプがカスタム Java コンポーネント (エクスポータ、結果ハンドラ) を含んでいる場合は、それに対応するクラスが jar\custom\<your custom code>.jar で使用可能になっている必要があります。コードが見つからない場合、新しいジョブタイプをインスタンス化することができません。これは、"ClassNotFoundException" としてログファイルに報告されます。
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