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表題欄
図面の属性は図面の表題欄に表示されます。次の図は Creo Elements/Direct Drawing Manager の「DB プロパティ」ダイアログの一部です。矢印は表題欄の該当するフィールドを指しています。
表題欄用図枠と表題欄
図枠の中には、用紙サイズの境界 (例:A4)、表題欄とそのラベルがあります。
作業環境によっては、図枠を単に表題欄と呼ぶことがあります。データベースには 10 個の定義済みの表題欄があります。管理者によってカスタマイズした表題欄を追加することができます。
表題欄を参照するための情報は、図面の一部として保存されます。これはつまり、表題欄付きで保存した図面を再びロードすると、図枠が図面と共にロードされ、表題欄が更新されることを意味します。
テキスト参照
 
表題欄の各フィールドは、テキスト参照を使って定義されています。テキスト参照はデータベース変数であり、データベース内のさまざまな値を反映します。テキスト参照に反映される値を変更するには、DB プロパティ ウィンドウを使用します。
テキスト参照のコマンドには以下のものがあります。
 
「表題欄」 > 「値描画」および「表題欄」 > 「名前描画」では、テキスト参照の値と名前が表示されます。
「表題欄」 > 「データ表示」では、すべてのテキスト参照名と関連する値を示すテーブルが表示されます。
テキスト参照は、図面の一部(パーツ)ではなく、図面全体を表すための値を保存、反映します。Creo Elements/Direct Drawing Manager では、次の 2 つの方法でテキスト参照を使用します。
テキスト参照 - 図枠に描かれた表題欄はテキスト参照を使ってデータベースの値を表示します。このため、図枠上にテキスト参照を新たに追加したとしても保持されないので、テキスト参照の追加、変更、カスタマイズは行わないでください。
図面テキスト参照 - 図面内にテキスト参照を追加できます。図面テキスト参照の追加、変更、カスタマイズは可能です。図面テキスト参照は図面と共に保存されます。
(図面全体ではなく)パーツに対してテキスト参照を追加した場合、そのパーツへの関連づけは維持されます。パーツ一覧でパーツを選択解除すると、そのパーツに関連づけられたテキスト参照も選択解除されます。ただし、テキスト参照に関連づけられた値は、図面全体に対する値(属性値)であり、パーツに対する値ではありません。
たとえば、many-rectangles という名前の図面があり、その図面に rectangle-3 というパーツがある場合について考えてみましょう。rectangle-3Name テキスト参照を追加し、そのパーツを保存するか、または別の方法でデータベースを更新した場合、Name の値は many-rectangles (図面名) となり、rectangle-3 (パーツ名) とはなりません。
図面テキスト参照を追加する方法、カスタマイズする方法については、図面テキスト参照を追加、カスタマイズするを参照してください。
表題欄の保存とロード
 
Creo Elements/Direct Drawing Manager では、表題欄は図面に保存されません。表題欄を含む図面を保存すると、表題欄への参照情報が保存されます。図面をロードするたびに、表題欄もロードされて更新されます。
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%%Anno%% では、表題欄は実際の図面の一部として保存されます。Creo Elements/Direct Drafting では、表題欄は図面に含まれる参照情報となります。
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